【漫画】 冴えカノ 恋するメトロノーム第2巻の感想 「一人のファンが変えた作家霞詩子の未来!そして新たなヒロイン出現?」

 

感想(ネタバレあり)

 

第1巻で

倫也に失恋したトラウマに捕らわれ

あと一歩が踏み出せなかった詩羽先輩。

 

この第2巻では

そのトラウマと決別し

ようやく一歩踏み出せると思ったところに

新キャラ登場です。

 

それとこの巻では

あのツンデレイラストレーターが

ちょっとだけ登場します。

あくまでちょっとだけ、

わずか1コマw

 

冴えカノガールズサイド第1巻で

描かれたいたように

倫也のせいで面識がある二人。

 

だから詩羽先輩の口から

あのパチもん幼馴染の話が出たのでしょう。

 

ガールズサイドといえば、

今回登場する新キャラ、

ガールズサイド2巻にも出てきます。

 

【ラノベ】冴えカノGirlsSide(ガールズサイド)第2巻の感想(ネタバレあり) 「袂を分かったえりりと加藤!二人の修復の物語」

 

同じ原作者で

同じ登場人物たちの物語ですので

その辺は上手くリンクしている感じですね。

 

 

第1巻の感想記事はこちらからどうぞ。

【漫画】冴えカノ 恋するメトロノーム 第1巻 『詩羽先輩にメインヒロイン固定!今始まる倫也とのサクセスラブストーリー?』

 

霞詩子の未来を変えてしまったTAKI君とは誰なの?(笑)

 

霞詩子のデビュー作、

「恋するメトロノーム」。

そのメインヒロインの一人、

沙由佳は詩羽先輩の分身だった。

 

恋するメトロノームの最終巻に描かれた

結末はそのまま詩羽先輩の

倫也に対するプロポーズだったのです。

 

でもそれは受け入れられなかった。

 

まああれは

詩羽先輩が

受け入れられなかった訳ではなく、

ファンして

自分の声でシナリオが変わってしまうかもしれなかった

倫也が堪えられなかったのでしょう。

 

 

結局恋するメトロノームは

最初の案とは異なり

主人公がもう一人のヒロイン真唯と

くっついてエンド。

 

これがトラウマとなって

詩羽先輩を縛っていたのです。

 

ここまでは原作2巻や

アニメ第1期5話6話で描かれていた話。

 

原作やアニメでは

ホテルでのあの一件で

そのトラウマがなくなるのですけど、

ルートが異なる本作では

どうやってこのトラウマを克服するか?

それが見どころだと思っていました。

 

そして最終的に詩羽先輩はこのトラウマを

克服します。

倫也のアシストのおかげで。

これで次のステップに行くかと思ったら、

ここから詩羽先輩と倫也が

サイン会で会う前の話へ。

 

 

新人賞をゲットして

鳴り物入りで発売された

ラノベ「恋するメトロノーム」。

 

でも売り上げ的にはさっぱり。

最初の予定では5巻まで発売される予定だったのが

急きょ2巻で打ち切り。

 

メインヒロイン沙由佳に自分を重ね合わせていた

詩羽先輩はすっかりやる気ゼロに。

 

命じられるまま、

惰性で完成させた第2巻。

惰性でやったのに

締め切り1週間前にあげてしまうなんて

これも才能なんでしょうね。

 

詩羽先輩自身は才能なんてないと

思っているようですけど。

 

そこに町田さんから電話が。

 

詩羽先輩に謝罪する町田さん。

何と予定がまた変わり、

2巻打ち切りがなくなり

3巻まで続くことに。

 

どうしてこうなった?

 

実はある熱狂的なファンサイトが

恋するメトロノームを取り上げ、

そのファンサイトの影響で

恋するメトロノームの売り上げが上がったのです。

 

嘘のようなホントの話。

 

締め切りまで残り1週間。

でも詩羽先輩に迷いはありません。

完成していた不本意な第2巻の原稿は破棄。

すぐに自分が書きたかった本当の2巻の執筆へ。

 

あとはトントン拍子にヒットして

作家霞詩子は売れっ子作家の仲間入り。

 

 

このファンサイトが作家霞詩子の未来を変えたと言っても

過言ではありません。

このファンサイトの管理人TAKI君に

興味を持つ詩羽先輩。

そして運命のサイン会に繋がるのです。

 

この過去の話を入れた理由。

それは沙由佳が詩羽先輩の

分身であり大事な存在であることを

改めて認識させるためだったのかもしれません。

 

さらに新作で沙由佳にリベンジの機会を与えること、

つまり自分にもリベンジする機会が来たということを

示すために。

 

 

問題は挿絵のイラストレーターの人選。そして・・・

 

 

新作の第1稿が出来上がり、

次は挿絵を依頼するイラストレーターを

決めなければいけません。

 

前作の挿絵を依頼していた

イラストレーターさんは

多忙で無理。

 

仕方がないので

ネットカフェのカップル席に鎮座し、

仲良く二人でイラストレーター探します。

 

もうどこから見ても恋人同士です。

はやく爆発して下さい<m(__)m>

 

そして詩羽先輩と倫也は

あるイラストレーターに目星を付けます。

 

でもそのイラストレーターさん、

女性に手を出すと噂になっている人。

 

人となりより絵のタッチ。

このイラストレーターに依頼することを

決めますけど、

倫也が自分で交渉すると言いはり、

詩羽先輩がこのイラストレーターと

会うことに頑強に抵抗します。

 

ここまでほぼ一方通行状態で

イマイチわかりずらかった倫也の気持ち。

その一端がわかりますね。

ここ最初に呼んだ時、

私はニヤニヤが止まりませんでした。

 

あと、

この2人、

ネットカフェを出たのは翌朝です。

宿泊して何をしていたのでしょうねえ(意味深)。

 

 

満を持して、

イラストレーターに会いにいく倫也。

そのイラスレーター、

予想通りチャラい風貌。

 

しかし名刺を渡そうとしたところ、

実はこのチャラい男性は

イラストレーターさんのお兄さんと

判明。

そして丁度戻ってくる本物さん。

その顔を見て倫也はびっくり。

 

だってその人は・・・

 

ここでエンド。

良いところで終わりしたね。

こういう終わり方だと

すぐに続き読みたくなりますわ。


 

しかしホント丸戸先生上手いですわ。

沙由佳をこれでもかとクローズアップさせたのは

最後の最後で本物のイラストレーターさん登場の

インパクト上げるためでもあったのですね。

 

相思相愛になりつつある感じの

詩羽先輩と倫也。

次の巻で波乱が起きるのか?

今から楽しみです。

 

次巻第3巻の感想記事はこちらからどうぞ。

【漫画】 冴えカノ 恋するメトロノーム 第3巻の感想 『イラスト担当は倫也と同類?詩羽先輩の恋のライバルになるか?それとも・・・』