【漫画】 冴えカノ 恋するメトロノーム 第3巻の感想 『イラスト担当は倫也と同類?詩羽先輩の恋のライバルになるか?それとも・・・』

 

 

 

 

感想(ネタバレあり)

 

前巻最後。

詩羽先輩の新作ラノベのイラストを

ある同人作家に依頼しようとした倫也。

 

でもその同人作家は・・・って

ところで前巻は終わりました。

 

今回はその続きから。

果たしてこの同人作家は

倫也に依頼を受け、

詩羽先輩の新作のイラストを

書いてくれるのでしょうか?

 

また、

恋するメトロノームのヒロインの1人

真唯に似ているこの同人作家と

倫也の関係はどうなるのでしょうか?

 

 

恋するメトロノームを貶され倫也激おこ

 

 

意中の同人作家、

嵯峨野文雄に

詩羽先輩の新作ラノベの

イラストを依頼しますけど、

残念ながら連れない返事。

 

それでも倫也は諦めません。

ホントこれと決めたら

何度でも食らいつく

倫也の執念には感服しますわ。

食い付かれた方は気の毒ですけどw

 

 

さて1度断られた嵯峨野文雄に

詩羽先輩の前作、

『恋するメトロノーム』を渡して

読んでもらった倫也。

 

前作読んでもらえば

きっと嵯峨野文雄も考えを変えてくれるかも?

と淡い期待を掛けていましたが

残念ながら

嵯峨野文雄は同人作家の絵師。

どうしても内容より

挿絵に目が行ってしまうのです。

 

本文は挿絵のついでに読む。

普通の読者から見れば邪道ですけど

絵師とはそういうものなんでしょうね。

 

でもその読み方だと

恋するメトロノームの本当良さが

わかるはずがありません。

 

案の定、

本文に何の感銘を受けなかった嵯峨野文雄に

倫也激おこ。

 

そりゃあそうです。

恋するメトロノームは

倫也が激ハマリした作品であり、

詩羽先輩と倫也を繋いでくれた作品。

それをある意味貶されたのですから

怒らない訳にはいきません。

 

 

「俺には霞詩子だけ

なんだよ!」

 

切れた倫也が言ったセリフ。

倫也よく言ったと思います。

 

でも現在倫也は霞詩子の編集であり、

嵯峨野文雄に頼みごとをしている身分

なのです。

 

当然交渉は決裂。

これでまた絵師探しは振り出しにと

思ったのですけど・・・。

 

一応間で倫也と嵯峨野文雄は

同類のオタクであることが

わかり、

倫也が嵯峨野文雄に塩を送る描写も

あったので、

その線で説得するのかなぁとも

思ったのですけど、

まさか煽るとは。

 

オタクは自分の好きなものに

命を賭けていますので

それを貶されたら

全力で反論するものです。

でも人に頼みごとをしているのに

反論したら何もかも終わり。

 

やっぱり倫也は編集というか

人と交渉するのに向いていないかも。

 

 

またイチャイチャしやがって

 

嵯峨野文雄との交渉決裂。

それを詩羽先輩に伝える倫也。

 

詩羽先輩は交渉が決裂した理由を

ある程度予想できたのでしょう。

思いっきり倫也を癒してあげます。

 

本編でこんなことをしようものなら

すぐにえりりが

邪魔をしてくるところですけど、

こっちにはえりりが

それほど登場しませんので

止める人間がいないのです。

 

結果イチャイチャを

思いっきりみせつけられる読者w

 

もうこの二人、

さっさとくっついちゃえよ、

と思わずにはいられません。

 

そしてこの日二人は(意味深)。

 

アニメ第1期第6話。

あのスマホ画像、

こっちではここで撮られることにw

 

何を言っているか

分からない人は

アニメ第1期第6話の

Bパート最後を視聴しましょう。

 

 

あれ?どうして引き受けたの?

 

町田さんとの打ち合わせに向かう倫也。

足取りはかなり重いです。

だって嵯峨野文雄と決裂して

新しい絵師の当てがないから。

 

 

そして町田さんとの打ち合わせ開始。

でもなぜか町田さんは

倫也が嵯峨野文雄に依頼したことを

知っているようです。

 

これは倫也と詩羽先輩しか

知らなかったはずなのに。

 

と思ったら、

何と嵯峨野文雄ご本人登場。

そしてイラストを引き受けることを

倫也に宣言します。

 

どうしてこうなった?

 

まあ、

嵯峨野文雄もオタクの端くれ。

あれだけ煽られたのですから、

当然しっかりと恋するメトロノームを

隅から隅まで読みますよ。

 

そして彼女の感性は倫也とほぼ一緒。

しっかりと読めば当然・・・。

 

ただ引き受けた理由の一つが

倫也に自分の感性が腐っていないことを

認めさせることらしいですからねえ。

 

最初は大嫌いと思っていたけど、

途中でそれが恋に代わるってパターン、

恋愛もの作品のテンプレですからねえ。

 

もしかして詩羽先輩のライバルになるかもしれません。

 

 

沙由佳が誰なのか知られてしまった

 

前作『恋するメトロノーム』の

ヒロインの一人沙由佳。

 

これは第1巻で詩羽先輩が語っているように

詩羽先輩自身を投影させたキャラ。

そのこと自体は詩羽先輩しか知らない秘密。

 

ところがそれを嵯峨野文雄に

知られてしまいます。

でも知られたおかげで

嵯峨野文雄が描いた沙由佳(第2稿)は

詩羽先輩も納得の出来栄え。

 

しかし嵯峨野文雄に

沙由佳=詩羽先輩と知られたことが

この先どう作用するのでしょうかねえ。

 

たぶん遅かれ早かれ

倫也にもバレて

修羅場になりそうな予感がしますけど。

 

 

番外編

 

一応メインのお話は以上で終了。

ただこの3巻、

巻末に番外編が付いているのです。

 

まあ内容はご自身で買って読んでください

としか言えませんが、

この番外編の中で

本編に出てくるヒロインたちが

出てきます。

あくまで詩羽先輩の想像の中で。

 

でもなぜかステルス性能を備えた

あのメインヒロインだけ出てこないw

 

加藤だけ出さなかったのは

何か意味があるのでしょうか?

それとも印象に残らないヒロインなので

それに乗っ取って登場させなかったのか?

 

まあこの巻の前半に

倫也が地味なヒロインを力説するシーンがあるので

それとのバランスで敢えて番外編に

加藤を出さなかったという可能性もありますが。