感想(ネタバレあり)
3巻の感想を書いてから早2年数か月。
ようやく4巻が発売されました。
本作の存在をすっかり忘れてましたわ。
まあ、奥さん=咲という可能性がゼロとなった以上、げんしけんファンだった私もこの作品に対する興味がかなりなくなっていましたが、4巻読んでみるとやっぱり面白い。
この4巻のメインは「旦那が浮気したかもしれない」と奥さんが勘ぐること。
やっぱり奥さんは鋭いですねえ。
勝手知ってる我が家に香るかすかな匂い。
それだけで疑いを持つのですから。
ただその直前の旦那さんの慌てたような説明の方が疑いを持つ契機になったような気もしますが。
まあ現状奥さんは疑っているだけの状態。
このまま隠し通せば…というのは絶対に無理でしょうねえ。
バレるの時間の問題だと思いますわ。
3巻の感想記事を読みたい方はこちらからどうぞ。
【漫画】Spotted Flower 第3巻の感想(ネタバレあり) 「やられたと言うよりやっちゃった」
3巻では奥さんと元カレに嫉妬した旦那さんが、奥さんがいない家に後輩君を招き入れて浮気をするという展開に。
奥さんが浮気を疑い始める
奥さんと元カレが一緒にいるのを見たら惨めになった。
確かにそういう気持ちになるのもわからないではありません。
でも某キャラが言ってましたけど、元カノ(奥さんのこと)と友人(旦那さんのこと)の赤ちゃんを見せられる方がよっぽど惨めだと思います。
だって赤ちゃんは旦那さんと奥さんの愛の結晶。
言い方が悪いですが、旦那さんの勝利の象徴なんですから。
まあ、「元カレの方が惨め」と想像できたなら後輩君(げんしけん2代目の波戸君に類似)と浮気なんてしなかったでしょうけど。
しかし旦那さん、浮気したことを後悔しているのでしょうかねえ。
わざと茶化しているような気もしないではありませんが、あんまり深く考えてないような気もします。
後輩君が男だから、奥さんに対する裏切りと思ってないかも。
一方奥さんの方は友人である巨乳さんに旦那が浮気したかもしれないと相談します。
我が家に残るかすかな香り、そして旦那さんの慌てよう。
これで疑いを持ったようです。
ただまだ確信が持てない感じも。
どこかで旦那さんを信じたいという気持ちがあるのでしょうね。
浮気が予想外のルートで広がり始める?
今巻では奥さんと旦那さん、後輩君とマネージャーと担当編集、そして後輩君とは別の漫画家荻野(げんしけんの荻上と類似)と金髪さんと担当編集。以上3つのルートで話が進んでいきます。
そして今回ストーリーのキーとなるのが後輩君と荻野の両方を担当するおかっぱメガネっ子の編集さん。
今回この担当編集がとある事情で旦那さんの浮気の話を聞き、それを荻野に話したことで、旦那さんの浮気が荻野達も知ることに。
ここら辺の伝播は上手いですねえ。
担当編集は別に旦那さんの名前を出した訳ではありません。
でもみんな知り合いだから固有名詞が出なくても、人間関係から誰と誰がやっちゃったかわかるのですよ。
まさか旦那さんも見ず知らずの担当編集のお喋りで自分の浮気の話が広がるとは思ってもみなかったでしょう。
しかしこれも自業自得です。
赤ちゃんを産んで大変な奥さんが入院中に、自分が惨めさから逃れるために浮気をしたのが悪いのですから。
これは修羅場になるのは時間の問題でしょうね。
赤ちゃんがいる奥さんの苦労も描かれています
赤ちゃんは可愛い。
でも世話するのは大変。
この4巻ではその一端が描かれております。
見ているだけなら天使なんですけどねえ。
泣く姿も愛おしいはず。
でも赤ちゃんは四六時中、こっちの都合を考えることなく泣きますので。
奥さんの友達の巨乳さんが自分の子供を連れて奥さんのところにやってきますが、その巨乳さんのおかげで奥さんはうたた寝することができます。
赤ちゃんの世話で夜眠れない奥さんにとって、このうたた寝は至福の時だったと思います。
同時にうたた寝で心の余裕もできたはず。
この状態なら旦那さんの浮気の件を聞いても、まだ冷静に聞けるかも。
あくまで寝不足でイライラ状態で浮気の件を聞くのと比べてですけど。
ただ性格的にはやっぱりバレたらアウトのような気も。
やっぱり旦那さん、浮気するべきではなかったと思いますわ。
いくら相手が孕む可能性なくても(まあ、入れられたのは旦那さんの方だけど)。
終わりに
今巻はここで終了。
奥さんがまだ浮気の確証を持てない一方、別のルートで浮気の件が広まる兆候が。
次巻が山場になりそうですね。
早く続きが読んたいところですが、たぶん次巻は数年後になりそうな気配。
何年先になるか静かに待とうと思います。
存在をまた忘れそうですけど。
第5巻の感想記事はこちらから。