感想(ネタバレあり)
待ちに待った21巻が発売されました。
今回から本格的に進級試験がスタートです。
前半は試験官からの地味な嫌がらせを跳ね除けてる話。
後半はお題に苦労する創真のお話となります。
前巻である第20巻の感想記事はこちらからどうぞ。
【漫画】食戟のソーマ第20巻の感想(ネタバレあり) 「空気だったヒロインが真のヒロインに覚醒?」
セントラル寄りの試験官の嫌がらせがつまらん
やってきました北海道。
本当なら観光して美味しいものを食べて思う存分北海道を堪能したいところ。
しかし創真たちは進級試験のためにやってきた訳なので遊ぶ訳にはいかないのです。
ああ、でも途中で創真たちが北海道を楽しむ話を指し込まれていましたよ。
創真に負けた後、えりなとの接点が無かった肉魅が何とえりなと一緒に札幌観光します(田所とイサミも同行するけど)。
そして肉魅からどう思われているか聞いて、喜びと安堵で顔を赤くするえりながホントかわいい。
路線変更してどんどん可愛くなっていくえりな、いいですねえ。
個人的には冷酷なえりなも好きですけどね。
あの容赦ない冷たい言葉にゾクゾクとする読者は私だけではないはず。
まあ、この展開だと2度とあんなふうに冷たいえりなを見ることは二度とないでしょうけどね(フラグ)。
そういえば創真と列車の中で二人だけになるシーンもありました。
以前はあれだけ毛嫌いしていたはずの創真。
でも今は普通に会話したうえ、創真に可愛い顔を見せるまでに。
このシーンはアニメで見たいわ。
第2期のBDあんまり売れてないようですけど、その代わりお食事処まつおか関連のグッズはたくさん売れているそうなので是非3期やってください(たぶん3期やってもこの21巻までのアニメ化は無理だけど)。
さて肝心のストーリーの話です。
第一次試験は鮭を使った料理。
5人一組でチームを組んで調理しますけど、セントラル寄りの試験官は露骨なまでの嫌がらせをしてきます。
まあまだ遠月に残っているということはえりなパパ(薊)に魂を売った奴らなのでこれぐらいのことはしてくるでしょう。
でも何か嫌な感じです。
ソーマという作品が面白いのは、強敵と戦い切磋琢磨して創真が成長していくところ。
そのためこんな嫌がらせを受けてそれを跳ね除けても創真は成長しないし、勝っても爽快感がないのですよねえ。
もちろん創真たちは嫌がらせをものともせず勝利。
そして第二次試験へ。
今度の品目は麺料理。
当然今回も試験官が嫌がらせを受けることに。懲りませんねぇ、セントラルに尻尾を振る試験管たちは。
読者としてはこんなの繰り返されてもツマンナイです。そりゃあジャンプで読者アンケートがイマイチになるわ。
創真の前に立ちはだかるスパイスが得意なあの男!!どうしてセントラル側に付いたのは?
つまらなかった前半。
でもそれはここまで。
後半は以前創真と戦ったあの男がセントラル側に付き、遠月十傑新九席となって創真の前に立ちはだかります。
しかしまあ、反逆者の第三次試験が十傑相手の料理勝負って。
どんだけ十傑扱き使われるねんw
十傑って遠月の最高峰でしょ。こんな進級試験で無駄使いしていいのかよ。こういう時こそ、セントラルの兵隊を使えばいいのに。
まあでも、十傑が出てくることで話が面白くなるは確かです。
十傑相手なら嫌な勝負を見せられないで済むし、熱い展開を期待できるので。
さて創真たちの前に立ちはだかる秋の選抜で創真と黒木場を倒したあの男。
なぜセントラル側に付いたのか?
なぜ汐見ゼミが第一のはずなのにその汐見ゼミを潰したセントラルの犬になったのか?
知りたいことが尽きません。
でもその前に創真との勝負です。
お題は熊肉。
また北海道らしいですけど、面倒な食材がお題になりましたね。
熊肉って独特の風味があり、調理するのにはスパイスが必須。
( ゚д゚)ハッ!
だから対戦相手があいつなのか?どこまでもセントラル汚いわ。
でも心配ご無用。
創真にも強い味方が。
あの男と同じく、かつて創真と戦ったことがある先輩。
四川料理で売り上げ勝負を行って、1日だけ創真に負けたあの先輩が創真をいろいろ手助けしてくれます。
少年漫画独特の熱い展開です。
かつてのライバルが敵にまわり、そして味方になり、ジャンプマンガにありがちなシチュエーション、嫌いではないですw
ただいろいろ考えてしまいます。
実際ところ、この先輩とジビエの専門である吉野。
どっちが助っ人の方が創真の役に立ったのでしょうかねえ。
そんなことを考えるうちに21巻はエンド。
あの男との実際の戦いは次巻となります。
終わりに
本編の話が終わったらおまけの話でも。
今回の21巻にもおまけ漫画ついています。内容は竜胆先輩と司先輩の話。
どうして竜胆先輩は司先輩に付きまとうのか?
どうして竜胆先輩は2席で満足しているのか?
それらの謎が明かされます(一応)。
このおまけも結構楽しめます。是非ご購入して楽しんでください。
次巻第22巻の感想記事はこちらからどうぞ。