感想(ネタバレあり)
今回は全編遠月十傑第九席に就任した
葉山との勝負となります。
ネットでは
長すぎるとか、
ツマラナイとか、
酷評されていた部分ですが
個人的には良かったと思いますよ。
結局独りよがりの料理を作ってしまった?
勝負の題材は熊肉。
独特の臭みがあるため
スパイスなどでその臭みを消す必要がりますが
スパイスは葉山の十八番。
これは最初から部の悪い戦いです。
でも創真は諦めません。
第九席返り咲きを狙う
久我パイセンの助力を得て
試行錯誤を繰り返します。
負ければ即退学。
プレッシャーのかかる勝負ですが
創真はいつもの通り。
料理だけに打ち込みます。
一方の葉山は
誰に頼ることなく料理を考えることに。
そして回想の形で
なぜ汐見ゼミを潰し、
セントラルの軍門に降ったかが
明らかに。
まあ、予想通り、
汐見教授のためでしたけど。
ベタな展開ですが
ここで奇想天外な理由付けしても
意味ありませんから
この理由はこれでいいと思いますね。
そして勝負の時、
創真はメンチカツ。
葉山はフライドチキンならぬ
フライドベアを作り上げます。
どちらも完璧ですけど、
結果は・・・。
ここで創真終わった、
読者はみんなそう思ったはずですが
ここからが創真の真骨頂。
華麗なる逆転劇が始まります。
結局最後に勝負を分けたのは
料理人の顔が見える料理を提供できたかどうか。
言い換えるなら
料理に真摯に向き合えたかどうか。
汐見教授のためにセントラルに入ったのに、
肝心の汐見教授からはそっぽを向かれ、
当初の約束になかった創真潰しへの加担。
そんな自分の意に沿わないことの連続なのに
真摯に料理に向き合える訳ありません。
呆然とする葉山。
そんな葉山に創真は・・・
というところで今巻は終了。
こういう書き方とすると
葉山の敗北が決まった感じがしますが
まだ大事な結果は出ていないのですよね。
どうやら次の話で結果が出る見たいですけど
どうしてあと1話入れなかったのか。
入れたらキリがよかったのに。
この点だけは不満ですね。
あと今巻では
勝負の審査員として
アリスの父ちゃんと
研究所で働く双子ちゃん、
シーラちゃんとベルタちゃんが初登場します。
そしてこの人達が
見事なおはだけを披露。
ロリッ子成分が多いので
露出は控えめかと思ったら
かなり露出度が高く、
おはだけの亜種である
『おはじけ』を披露することに。
と思ったらすぐにおはじけの上級技の
『おさずけ』までw
もうキリがありませんわw
可愛い女の子の露出シーンが
好きな方には
今巻は特にお勧めです。
もちろんストーリーも
いいですので
王道的なストーリーを楽しみたい方に
お勧めできると思います。
今巻の最後には次巻の予告が載ってますが
それみるとやっぱり十傑相手だと・・・
って感じですね。
果たして創真以外の仲間たちはどうなるのか?
次巻が楽しみです。