感想(ネタバレあり)
今回は
えりなの家出(えいなの意思は無視)と
えりなパパの力を背景に好き勝手やっている叡山先輩に
創真が極星寮の存続を掛けて食戟を挑む話がメインです。
極星寮の寮生たちの手のひら返し早いわ
えりなの祖父仙左衛門を遠月学園から追放し、
また秘書子をえりなの秘書から解任したことで
えりなを意のままに操ろうとするえりなパパの薊。
しかしここで邪魔が入ります。
薊のやり方が嫌いなアリスが
えりなを屋敷から連れ出して、
家出させたのです。
まあ、えりなの意思はほぼ無視ですけどw
でも行く当てがある訳でなく、
アリスは空き地に放置してある土管をねぐらにするのはどうかと
提案する始末。
おいおい、ドラ○もんかよw
そんな時に運悪く雨が。
行く当てもない、
雨が強く降ってくる、
最悪の状態、
えりなはアリスや秘書子に迷惑を掛けられないと言って
屋敷に戻ろうとしますけど、
そこに恵がやってきます。
なんとえりなたちが逃げてきたのは
極星寮の裏庭だったのです。
えりなたちを迎え入れる極星寮の面々。
でもえりなを匿うことのデメリットを考えて
どこか及び腰の寮生たち。
仕方が無いので、
秘書子がこれまでの
えりなの境遇と薊との確執を話した瞬間、
寮生たちはえりなを歓迎することに。
こういう手のひら返しいいですねえ。
そして始まるえりなを歓迎するための大宴会。
寮生たちがえりなに料理を振るまい、
えりなにケチョンケチョンに品評されますけど、
それが寮生たちのやる気を起こさせて
どんどん料理が出てくるという悪循環w
えりなの胃が心配になってきます。
さてそんな中、
隅っこで
えりなを見ながら会話をする創真と秘書子。
えりなを優しい顔で見ている秘書子可愛いですね。
あと創真との会話も穏やかです。
ちょっと前までいがみ合っていたなんて思えません。
スタジエールさまさまですわ。
そんな二人に話しかけるえりな。
えりなはスタジエール以降、
秘書子の創真に対する態度があからさまに変わったことを
気にしていましたからねぇ。
ただ大事なところで邪魔が入って
創真も秘書子もえりなに対して
何にも話しませんでしたけど。
ともかくえりなは極星寮に迎え入れられて、
ここで生活することになります。
薊の先兵として叡山先輩の魔の手が極星寮に
一方薊は遠月学園の新しい教育方針を全生徒に示します。
それは中枢美食機関、
通称セントラルが作る料理をすべて考えて、
生徒たちはそのセントラルが示したレシピ通りに料理を作るようにすること、
つまり料理を創造するという大事な部分を
個々の生徒から奪うことを宣言したのです。
そしてそれを実現するために
現在学園内にある自治組織、
各同好会や自治寮をすべて解体すると。
ただその一方現在の厳しい退学制度を見直し、
みんな楽に卒業できるようにするという餌もぶら下げます。
当然学園内には戸惑いと反発、
そして安堵の空気が広がります。
同好会などがなくなるのは嫌だが、
厳しい退学制度がなくなるのは大賛成といったところでしょうか。
でも自分で料理のことを考えなくなれば
料理人の個性が見えなくなるし、
そもそも遠月学園の存在意義がなくなるように思えてきます。
だって考える力を養う必要が無く、
決められたレシピ通りに作るだけなら
そこら辺のお料理教室で教えれば十分でしょ。
まあともかく、
新しい方針が示されました。
これによりセントラルが各同好会や自治寮の解体のために動き始めます。
解体されるリストには当然極星寮も入っており、
非常にまずい状態に。
でもまだ大丈夫。
遠月学園には食戟というシステムがあるから。
この食戟を使えば一発逆転も可能。
大多数の生徒もそう思って希望を捨てませんでした。
しかし食戟って
公平にジャッジする審査員がいて機能するもの。
もし審査員が片方に買収されていたら?
そう叡山先輩がそれを自分の力を使い、
食戟の審査員を買収していたのです。
つまり八百長。
これでは勝てませんよ。
食戟を形骸化する。
誰でも思いつくことですけど、
誰もできなかったこと。
それをやってのけた叡山先輩すげえ。
全然尊敬はしませんけどw
しかしそんな中でも希望を諦めない奴がいます。
もちろんそれは創真。
創真は乾坤一擲、
極星寮の存続を掛けて叡山先輩に食戟を挑みます。
審査員が叡山先輩の息の掛かった人間で固められている中、
創真に勝算があるのでしょうか?
今回はここで終了です。
いいところで切りますねえ。
こんなところで終わったら
続きが気になって18巻買ってしまうやろ。
実際私は即行で18巻を購入しました。
そういえばこのコミックスには
えりな様 華麗なる家出の日々という一コマ漫画が
各話の間に挿入されています。
漫画といっても一コマ。
挿絵のようなもん。
でもえりな様がはじめての一人暮らし?で
悪戦苦闘する姿が見れて微笑ましいです。
これ目当てでこの17巻を購入してもいいかもしれませんね。