殺人の容疑を掛けられたリューさん。
本当にリューさんがやったのか確認するために下層に向かったベル君たちだったが…。
というのが本巻のメインストーリー。
当然これに枝葉が付いてベル君たちが苦労するのがダンまちの魅力かと。
メインは前述したようにリューさん絡みですが、リューさんがメインヒロインといまでは言えません。
次巻の14巻はリューさんがメインヒロインであることに疑問がありませんけど。
個人的にはこの13巻のメインヒロインはカサンドラだと思います。
アニメ板ではうざったいところが強調されてましたけど、この原作ではそこまで嫌われるような感じがしないのが不思議です。
同じ内容でも演出で全然変わるのですね。
しかしまあ、ベル君たちには不運が付きまといますね。
ラムトン戦終わったらさらにヤバいの出てきて、最後は知らない場所にいるのですから。
まさに絶望終わったら絶望だったという感じです。
第13巻の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
【ラノベ】ダンまち12巻の感想「ベルの成長、そして仲間たちの成長」
リューさんの憎悪は消えない
リューさんは18階層で起こった殺人事件の容疑者となってしまいます。
まあ、当然濡れ衣だったんですけど、完全に無罪とは言えないのですよね。
それに場合によってはリューさん自身が被害者を殺していても不思議ではないのですから。
リューさんのイヴィルスへの憎悪は全く消えません。
どうしてそこまでイヴィルスを目の仇にするかは次巻で詳しく説明されますけど、イヴィルスを滅ぼすウーマンと化したリューさんは止まりません。
元々アスフィのお願いを聞いてクノッソス探索してたのに、そこでジュラ達と遭遇したの運の尽き。
仇であるジュラを見つけたリューさん。
アスフィとの契約忘れて追跡開始。
アスフィも気の毒ですね。
主神に振り回されて、信じてた親友にも振り回される。
ソード・オラトリア、エピソードリュー、エピソードフレイ、アストレア・レコード、そしてアルゴノゥトと外伝がいっぱいあるダンまち。
次ぐらいはアスフィの外伝作って欲しいです。
カサンドラの心配は尽きない
派閥連盟の遠征開始時時からずっと予知夢を現実化を心配してたカサンドラ。
この13巻でもその心配は尽きません。
まあ予知夢と言っても誰も信じませんからね。
カサンドラの親友であるダフネが信じない以上、他のメンバーが信じる訳ありませんので。
ベル君を除いて。
本当にベル君は性格良いです。
そりゃあ、カサンドラもベル君への好感度上がりますわ。
予知夢を信じて貰えないカサンドラ。
そこでカサンドラは予知夢に繋がりそうな可能性をとことん排除する方向にかじを切ります。
その結果、謂れのないダメージを食らったのが春姫。
春姫可哀想でした。
そしてカサンドラの努力虚しくヤバい方向へ向かうベル君の以外の派閥連盟の面々。
運命というか予知夢を変えるのは無理なんでしょうかねえと思えてきますわ。
絶望の後に絶望があった
リューさんは全く悪くないことが判明して一安心したベル君。
でも絶望は個々から始まります。
本当にジュラは余計な事やりやがりましたわ。
ラムトンだけでも大変だったのに、ジュラが火炎石でダンジョン壊し過ぎたせいで、あれが爆誕したのです。
まあ、ジュラはリューさんと仕留めるために意図的に出現させたくさいですが。
そして始まるグロいシーン。
ダンまちの原作者である大森藤ノ先生、文章だけでグロさを表現する腕凄いです。
読んでてゾクゾクしてきました。
ベル君死んだと思ってからのマリィの献身、でも絶望は終わらず。
ラムトン特急でベル君とリューさんは全く知らない土地でご案内。
そこは白い壁の包まれた階層、37階層。
下層に来たのだって初めてだったのに。
絶望が本当に終わりません。
さあ、ベル君とリューさんのサバイバル開始です。
ダンまち13巻を読み終わって
ベル君に関しては希望が全然ありません。
そしてこの13巻は14巻に比べてまだ絶望感がマシなんですよ。
まあ、絶望が続くからこそ少しの希望でも勇気が湧いてくるのですが。
次巻14巻ではベル君とリューさんのサバイバル、リューさんの過去、そしてベル君とリューさんのイチャイチャが描かれます。
次巻も楽しみです。
第14巻の感想記事はこちらから。