感想(ネタバレあり)
宝探しゲームの終盤。
リングに隠された謎を解いたカナメたちの即席クランと王が引きいるクラン「エイス」が渋谷駅で直接対決することに。
カナメは王と交渉しようとしますが王は拒否。
だってエイスは「Give&Take」ではなく「Take&Take」を第一とするクランだから。
つまり交渉するだけ無駄ということです。
レインが王に捕まったり、リュージが王に手首を切り落とされたり結構ヤバそうですが、最後のシーンでは?
あと今回刑事のおっさんが結構活躍します。
まあ警察署にいたおかげですけど、運も実力のうちなので。
4巻の感想記事を読みたい方はこちらのリンクからどうぞ。
ダーウィンズゲーム 4巻の感想 「エイスに対抗するため即席のクラン結成へ」
花屋との対決に決着をつけ、エイスに対抗するため即席のクランを組むことになったカナメたち。
そこにシュカからSOSが。
シュカを苦しめる水を操る少女との戦いが始まります。まあすぐに終わりましたけど。
シュカを苦しめた少女「スイ」が仲間に
地下道を用いた水攻めでシュカを追い詰めた少女スイ。
普通ならシュカの復讐で命を失うところですが、シュカが窮地に陥ったおかででカナメとラブラブできたことをシュカは重要視し、スイの命を助けたばかりか、クランに加入するように促します。
まあ、カナメとラブラブできたことも理由の一つでしょうけど、それ以上に水を自由に扱えるスイのシギルが王との対決の時に使えると考えたのでしょう。
シュカって戦いに関する場合は合理的な判断を下すことが多いので。
刑事のおっさんの持つダイヤのリングの情報から宝探しゲームの謎がほぼ解けた
2回目のリング配布で偶然ダイヤのリングを拾った刑事のおっさん。
本当に運が良いですね。
ただそのダイヤのリングは非常に価値が高く、一攫千金を夢見るDゲームプレイヤーからすれば絶対に手に入れたいものでもあり、刑事のおっさんが立て籠もる警察署を目指し多くのプレイヤーが殺到します。
レインの解析でリングに刻まれた数字に着目しているカナメたちはダイヤのリングに刻まれた数字の情報を得るために警察署へ侵入し、刑事のおっさんと再会を果たします。
1巻で面識ができたカナメと刑事のおっさん。
刑事のおっさんの目から見てもカナメの顔つきがだいぶん変わったようですね。
まあ、命を掛けたDゲームにどっぷり浸ったら誰だって顔つきは変わるでしょうよ。
カナメの要請を受け入れてダイヤのリングをカナメに見せる刑事のおっさん。
カナメはダイヤのリングに刻まれた数字を確認したところでリングを返還し、おっさんに生き残りたければそのリングを捨てるように忠告します。
3つのリングを持っておかなければゲームオーバーになるというのは、誰もゲームをクリアできなかった場合のみ。
誰かが制限時間内にゲームをクリアすれば、リングを3つ持っておく必要はないということ。
まあ、こんなこと言われてもおいそれとリングを捨てることはできませんよね。
仮に誰もゲームクリアできなかったらどうするんだと考えるはずなので。
でも刑事のおっさんはカナメの言葉を信じてリングを警察署の外に投げ捨てます。
これが運命を分けることになりそう。
リングを捨てたことが吉と出るか凶と出るか、その結果がわかるのは次巻以降です。
花屋の意地
カナメたちがシュカの救出に時間を掛け過ぎたため、カナメ達が合流する前にホテルはエイスの大軍に囲まれてしまいます。
まあ結果的にカナメ達はこっちの戦いに巻き込まれることなく、またレインは花屋がエイスの注意を引き付けたくれたおかげで脱出に成功します。
ただ花屋は一人でエイスの大軍の相手をすることになり、王の片腕であるケーイチやシグの攻撃でその命を失うことに。
でも花屋の犠牲は無駄ではありませんでした。
花屋の最後の意地はケーイチやシグをホテル崩壊に巻き込み、少なくとも王と合流できないようにしたのですから。
しかし花屋の娘さんのことを考えるとやるせませんねえ。
話は盛り上がりますけど、こういう展開あんまり好きではありませんわ。
まあ、デスゲームを扱った作品読んでいる時点でこんな考え方してはいけないかもしれませんけど。
レインが捕まり王さんの「ぐへへ」タイム始まるよ(嘘)
リングに刻まれた数字の謎を解き、宝が隠されていると思われる場所「渋谷駅」に向かうレイン。
しかし渋谷駅は既にエイスの支配下となっていたのです。
4巻で王がリングの数字に気付いたような描写がありましたけど、場所まで特定できていたのですね。
ただの殺人狂にしか見えない王ですが、レイン並みに頭良いですわ。
さらに王は侵入したレインを捕らえることに成功。
情報を得るためにレインに拷問を加える王。
王さん、その直後に「グヘヘ」展開を予感させるようなセリフを吐きますが、やっぱりグヘヘルートではなく、拷問ルートを続けるようです。
まずは腕の骨を折られるレイン。
13歳の少女に躊躇なく拷問を加える王さん半端ないです。
この辺はアニメでどう描かれるか楽しみですね。
王のCV松岡禎丞さんはリゼロのペテ公で狂気の演技を見せつけた声優さんなので、王の狂気をどのように演じてくれるか今からワクワクしますわ。
このままだとレインが死んでしまう。
そんな時現れたのは…。
Give&Takeを拒否し、総取りを狙う
レインの救出に成功したカナメ。
カナメは王に対して取引を持ちかけます。
しかし王はすぐに拒否。
だってエイスは「Give&Take」ではなく「Take&Take」で行動してきたクラン。
相手のモノは俺たちのモノ、俺たちのモノは俺たちのモノというジャイヤ二ズムを信望しているので交渉すること事態無理そうです。
結果カナメたちの即席クランVSエイスの戦いが開始。
ただカナメ達の目的はあくまで宝を見つけてゲームをクリアすること。
レインが宝の隠された場所を考える時間を得るために、シュカやリュージが時間稼ぎをすることになります。
シュカ・スイとリュージの連携で王を翻弄することに成功。貴重な時間を稼ぎますが、最後の最後でしくじり今度はリュージが王に捕らえられることに。
それも手首を切られた上でなのでかなり痛そう。
でもそんなことを言っている暇はありません。
王はここでリョージの解体ショーを始めると宣言します。
これまでの王の行動を見ていれば、それがハッタリではないのは間違いありません。
わざわざエンコ入りのスペシャルエナジードリンクをリョージに見せて恐怖を与えるところは王さんハンパないですわ。
まあ、当然ここで邪魔が入るのがお約束。
レインの時に続きまたカナメに邪魔されてしまう王。
しかし今回カナメが王に提示したのは…。
終わりに
今巻はここで終了。
カナメの提案に王が乗るか拒否するかいいところで終わりやがった。
まあ、王の性格からすると絶対受け入れないと思いますけどね。
次巻ぐらいで宝探しゲームが終わりそうな気配がします。
アニメの将かスピードが予想より早いので、たぶんこの5巻の内容もアニメ化されると思いますが、楽しみですねえ。
でもそれ以上に次巻どうなるか気になります。
早めに買って感想書くつもりです。
それでは。
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