感想(ネタバレあり)
アニメの放送が始まったダ―ウィンズゲーム。
アニメで興味を持ったので原作1巻を読んでみました。
原作ということもあり、アニメ1話とは違う点が結構ありましたね。
ちょっとあげるだけでも以下の通り。
- カナメをゲームに引き入れたのはキョウダ
- キョウダはあっさり死ぬ
- アニメにはなかった刑事たちの描写が
- バンダ君の中の人の正体が描かれている
- バンダ君の中の人がどうしてダ―ウィズゲームをやることになったのか理由が描かれている
- ポイントが金に変換できることがわかる
- バンダ君に殺された交番の警官も見せ場あり
- シュカの学校での描写あり
- クラン「エイス」以外のクランの描写あり
- 古代の原人と繋がりがあるような描写
簡単に書いてもこれだけの相違点が。
私のようにアニメからダ―ウィズゲームにハマった方も原作読む価値あると思いますよ。
カナメは友人からのメールでデスゲームに参加してしまう
本作の主人公カナメ。
バイクが欲しい普通の高校生でしたが、親友であるキョウダから送られてきたメールのせいで運命が変わってしまいます。
そう、ダ―ウィンズゲームに参加してしまったのです。
見た目は普通のソシャゲー、しかしそれはポイントのために相手を殺すデスゲームだったのです。
そしてさっそく地元球団のマスコットキャラの着ぐるみ「バンダ君」に襲われるカナメ。
いきなり襲われてパニックになりますが、謎の少女シュカのメールでダ―ウィンズゲームの細かなルールなどを知り、最終的にバンダ君に勝利することに。
ただしその過程でカナメが助けを求めた交番の警官が死ぬことに。
アニメであっさりバンダ君に殺された警官ですが、原作ではカナメを守るために勇戦します。
市民を守ろうとするその姿は警官の鏡ですわ。
警官と言えば、アニメでは全く登場しなかった二人の刑事。
彼らが独自にキョウダの失踪やコンクリートをくり抜いた跡の事件を解決するため捜査する過程が描かれます。
そして捜査の一環でカナメのアパートまでやってくることに。
この辺はアニメで描いても面白かったと思いますが、アニメに入れる余裕がなかったのでしょうね。
ちなみにこの1巻の内容、アニメ1話の前半部分で終わってしまいます。
どんだけアニメはストーリー展開早いんだよ!!と言いたいですが、逆に考えるとそれだけアニメは省かれたシーンが多いということです。
アニメ組の方も原作を読めば理解度がさらに深まると思いますわ。
バンダ君の意外な正体
カナメを襲って逆に敗北したバンダ君。
アニメではその正体が明かされることなく死亡しますが、原作ではしっかりとその正体が明らかになっております。
原作冒頭でキョウダを殺害したバンダ君でしたが、まさかその正体がキョウダやカナメの学校の教師だったとは。
そして原作ではこの教師がなぜダ―ウィンズゲームに手を出すことになった一旦も描かれております。
簡単に言うと「金」のためです。
キャバクラのお姉ちゃんに入れあげて借金。借金で首が回らなくなったところでダ―ウィンズゲームのことを知り、どっぷりハマることに。
まあ、ハマると言ってもゲーム性でなく、本物のお金に稼いだポイントを換金できるところにハマっているだけですけどね。
金のためなら生徒も殺す。
金は人を変えると言いますが、それがしっかり描かております。
ホント醜いですわ。
あとこのバンダ君の中の人、アニメではカナメに偉そうなことを言って死にますが、原作では180度異なった態度で死んでいきます。
是非原作を読んで確かめてください。
まだ見ぬライバルたちの姿も
アニメ1話ではクラン「エイス」の王が秋田会を壊滅させるシーンが描かれていましたが、原作ではエイス以外のクランのシーンも描かれております。
とは言ってもそれぞれ数シーンだけなので、ほんのちょっとだけですけどね。
あとアニメでは赤い服を着たシーンと全裸のシーンしかなかったシュカ。
原作では学校で友人と戯れるシュカのシーンが。
制服姿のシュカもかなりいい感じですぜ。
終わりに
1巻はシュカを初対面する前で終了。
アニメ1話後半は原作2巻以降に描かれているようです。
どれだけアニメは駆け足なんだよと言いたくなりますわ。
もっとダ―ウィンズゲームの細かい設定や背景などを知りたい方はアニメと並行して原作を読んでみることをお勧めします。
アニメ見た後だと見比べることができるので興味深いですよ。
2巻の感想記事を読みたい方はこちらのリンクからどうぞ。