感想(ネタバレあり)
前巻の最後が結構衝撃的でしたが、その続きとなります。
今回はえりなを巡る男の戦いが勃発。
ただしイマイチ創真の気持ちがハッキリしません。
創真自身もえりなに対して特別な感情を持っているような描かれ方ですけど、好きとは断言してないのですよね。
鈴木に対する対抗心でえりなを重要視しているだけにしか見えないし。
まあ、本作のヒロインはえりななので、えりなを巡る戦いというのは王道展開であり、多くの読者を納得させるものだと思います。
だから創真がえりなに魅かれて行く展開が一番いいのですけどね。
第31巻の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
【漫画】食戟のソーマ第31巻の感想 「田所恵の母性が真夜中の料理人を改心させちゃった」
第272話の感想 「新しい講師は創真に似ている?」
えりなが理事長となり、新しい講師たちが遠月学園にやってくる。
その中に鈴木と名乗る人物がいた。
食戟のソーマ第32巻より引用
いきなり新キャラが登場です。
名前は鈴木。
とって付けた感がハンパありませんね。
きっと偽名なんでしょう。
まあ、その辺は後でわかりますけど。
遠月学園は料理界を担うエリートを要請する機関。
だから講師もまともな人物が選べると思っていたのですけど、この鈴木はちょっと変わっていますねぇ。
どう変わっているかといえば、創真に似て破天荒な感じ。
堅苦しさがなく、学園物の主人公なタイプですけど、遠月学園に来るタイプではありません。
だってすぐに創真と打ち解けているし。
創真とすぐに打ち解けるなんて変人確定です。
まあ、最後の最後で本性というか飛んでもないこと言い始めるのですけどね。
第273話の感想「えりなを巡る戦いが始まる(とえりなは勘違いした)
創真に食戟を申し込む鈴木。
鈴木はその理由を創真と田所に話し始める。
食戟のソーマ第32巻より引用
鈴木がいきなり食戟を挑むだけでもびっくりなのに、その目的が「えりなを娶るため」。
要はえりなを奥さんにしたいからえりなに釣り合う男にならなくてはいけない。
神の舌を持つえりなに釣り合うには最強の料理人になる必要がある。
そのためには現遠月第一席の創真に勝つ必要がある。
こんな感じみたいです。
何か創真の戦うのは二の次って感じで、創真が怒るのもわからなくはありません。
それに創真にとってえりな(の舌)は自分の料理の腕を上げるのに必要不可欠。
当然鈴木に取られるのを見逃すことはできません。
傍から見たらえりなを取りあっているように見えますが、鈴木にしても創真にしてもあくまで欲しいのは神の舌ですからね。
この段階では。
ただえりなが中途半端にこれを聞いてしまったから後々大変な感じに。
ラブコメ要素がいきなり強くなりましたわ。
第274話・第275話の感想 「鈴木は創真の上位互換」
食戟が始まり、創真はロースカツを作る。
田所は創真の作ったロースカツを食べ始めるが…。
食戟のソーマ第32巻より引用
先に出来上がった創真のロースカツ。
でもこの時点でほぼ負け決定です。
だって本作って食戟で先に料理が出来上がった方の勝率はかなり低いですからね。
そして予想通り、後から完成した鈴木のロースカツの方が遥かに美味しく、試食した創真さえ体が言うことが聞かなくなるくらい。
同じ料理でここまでコテンパにやられたの初めてかもしれませんね。
秋の選抜の時で負けた時も創真はここまで酷い状態にはなりませんでしたから。
ただこれで創真の心に火をつけたは確実。
これは創真に付きまとわられるフラグですわ。
第276話の感想 「女子会で話題になるのは当然男?」
えりなへの求婚のためにえりなの元にやってくる鈴木。
そして鈴木へのリベンジのために創真もやってくることに。
食戟のソーマ第32巻より引用
予想通り、創真が鈴木に付きまとい始めました。
ホント創真しつこいですねえ。
少しは負けを認めて自分の料理の腕を上げるべく努力すればいいのに。
ただ273話での創真のセリフを聞いてしまったえりなは創真に何か違う感情が生まれたような感じ。
それを鈴木が察知して…という風にラブコメなら確実に三角関係になりそうな気配と
なってきました。
でもさすがに本作ではならない感じがしますけどねえ。
極星寮では女子会が開催され、鈴木や創真のことを
吉野や榊から根掘り葉掘り聞かれるえりな。
その後えりなは理想の男性像を話始めますがこれって城一郎のことですよね。
でもそこまで城一郎のことを知らない田所は創真のことだと認識したようですけど。
もちろんえりなも創真に知らず知らずのうち魅かれているのかもしれませんけど、だったら尊敬という言葉を使いますかね?
田所は創真に自分が憧れているのを自覚している感じですので、
えりなをライバル視し始めるかもしれませんね。
第277話~第280話の感想 「一学期の期末試験で十傑の実力を見せつける」
一学期の期末試験のために海にやってきた創真たち。
試験内容は海の家の運営。
創真たち十傑メンバーはかなり不利な状態で試験に望むことに。
食戟のソーマ第32巻より引用
鈴木との戦いは一旦置いといて(実際は動いているけど)、創真たちは期末試験に挑みます。
まあ当然創真たちの実力を考えてハンデが付けられることに。
さすがにムリゲーに見えますけど、それをひっくり返すのがジャンプ漫画の主人公たち。
こいつらホント人間なのかしら?と思えてきますわ。
しかし遠月にはまだ創真たちにとって代わろうとする奴らがいたのですねえ。
まあ、かなり小者で創真たちのライバルにもなりませんでしたが。
でもこういういるからこそ、創真たちが勝った時の爽快感が強くなるのですけどね。
でも1個800円の焼きそばで650万も稼ぐなんてちょっとやり過ぎ。
他のメニューがなければ8000個以上売れないといけないのですけど。
創真、黒木場、タクミの3人でそれだけ作るの流石に無理だろ。
しかしその無理をやってのけるのが十傑なんでしょうねえ(ご都合主義)。
第281話の感想 「戦いの舞台はBLUE?」
えりなを拉致した鈴木は自分の正体を明かす。
そして鈴木はえりなに勝負を申し込む。
食戟のソーマ第32巻より引用
大方の予想通り、鈴木の正体は才波朝陽。
城一郎の血の繋がらない息子(弟子)であり、第31巻の最後で城一郎を破った人物です。
まあ名前は偽名でしたが、えりなと結婚するのが目的というのは本当のようです。
何かまだ裏がありそうですけど。
そして朝陽はえりなに勝負を申し込みます。
まあ、料理でえりなを屈服させる方が早そうですからね。
で、その舞台がBLUE。
要は若手料理人の世界大会で勝負をしようと言っているのですよ。
運の良いことに今のBLUEの開催者はどんな料理人でも腕さえあればいいという思考の持主のようで、朝陽のような人物も出場できるみたい。
これまたご都合主義ですがこれがジャンプ漫画の王道展開ですから。
そして最後の最後であの人物が再登場。
また創真がしごかれるのでしょうね。
終わりに
32巻はここで終了。
話がでっかくなってきましたね。
まあ、創真が遠月の1席になった以上、あとは世界で戦うしかネタがありませんのでこの展開は多くの読者が予想できたと思います。
ただこれが終わってしまったら、もう地球にはライバルいませんからねえ。
それこそ次は宇宙が舞台になったりして(そんな訳ない)。
創真と鈴木(朝陽)の戦いも気になりますがえりな自身はどっちの方が好ましいと思っているのでしょうか?
まだまだいろいろ起こりそうな感じですね。次巻が楽しみです。
第33巻の感想記事はこちらからどうぞ。
【漫画】食戟のソーマ第33巻の感想 「BLUEが始まったけど何かスケールが小っちゃい」
BLUEが開幕し、創真は懐かしいキャラと再会を果たします。ただBLUE自体がちょっと世界的な料理大会にしてはちゃっちい感じが漂ってますわ。