感想(ネタバレあり)
長期休載が続き、サンデー買っていないうちに連載が再開。
そしてそれに気付いたらまた休載になっていた本作。
今巻で14巻となります。
今巻のメインストーリーは八軒と御影の恋の行方。
つ~か、両想いは確定しているのでそれを阻む障害、つまり御影の大学合格さえ成れば。
さあ、御影の大学入試(推薦入試)本番。
御影は合格するのでしょうか?
馬鹿OB(大川先輩)の良いところと悪いところ
みんな進むべき道を決め、それに向けて進みたいところですが、まずは目の前の課題を片付ける必要があります。
八軒の場合、御影の大学入試と同じ日に競馬場で開催するピザの販売会のことで頭がいっぱい。
それ以外の面々もみんな悩みを抱えています。
ああ、確かみんな悩んでいるのに一人だけ悩みがないことを悩んでいる馬鹿のOB(大川先輩)いましたね。
でもこの馬鹿OBが開発した移動式石窯が八軒の会社の貴重な収入源になるなんて。
大川先輩って最初登場した時は普通の先輩って感じでしたけど、かなり変わってしまいましたね。
良い意味でも悪い意味でも。
しっかり仕事をこなす良い人なのにどうしても悪ふざけというか真顔でショーモナイことをしてしまいますから。
今回で言えば、移動式石窯を作ったと思えば、ピザの売上金を競馬に全部つぎ込むし。
九州に視察に行ったと思えば、クリスマスに八軒の予定を勝手に決めるし(長いも農家でバイト)。
そして最後の最後で八軒の運命を大きく変えてしまうことを決めてしまいますからね。
ただ確かに大川先輩の言う通りした方が八軒の会社にためにはベストですから。
八軒と御影の恋は成就した?
運命の当日、御影は大学の推薦入試に挑みますが面接でまさかの圧迫面接気味な質問が。
ここは上手く逃げるべきなんですけど、真正面からその質問に答える御影。
まあ御影自身は真正面から答えているつもりでしょうけど、普通に見れば完全にズレてます。
ただ試験官も面白がって御影に全部話させますけど、これでかなり高評価になったんでしょうね。
普通の学生はそんなことまず言いませんから。
合格発表日。
自分のことじゃないのに胃痛で苦しむ八軒を他所に合格発表を見に行く御影。
そして…。
この辺は上手いと思いますわ。
いろんな邪魔が入ってお互いに言いたいことが電話で言えないのですから。
普通余計なものを挟むとテンポが悪くなって印象が悪くなるのですけど、空いている部分にポンポンとブロックを入れ込む感じで上手く繋がりテンポも悪くなっていないのですよ。
さすがは荒川先生だと思います。
ああ、一応御影はしっかりと合格しました。
これで外的障害はクリア。
残るは儀式のみ。
馬に乗って遠出する八軒と御影。見渡す限り銀世界。
そこで意を決して八軒はプロポーズをします。
もちろん答えはOK。
さあ、遮るものはありません。
ヘタレリア充から真のリア充へ。
ようやく二人は結ばれました。
ああ、結ばれたと言ってもキス止まりですからね。
高校生だから清い交際でなければいけません。
少年誌の連載ですからここが精いっぱいなんでしょうね。
さあこれで後は卒業するのみ。
と思ったら新しい問題…というか会社のためにあることをしなければいけなくなった八軒。
御影とのイチャイチャ生活が一変、暗く苦しい生活を卒業まで続けることに。
また今年失敗すれば来年も同じことをすることになるかもしれません。
今巻はここで終了です。
結局八軒もそういう風になりましたね。
あれだけ勉強できるのですから、この道の方がしっくりきます。
会社の方はなんとかなるでしょう。
馬鹿ですけど、頼りになる社長(大川先輩)いますから。
早く続きを読みたいですけど、次の巻出るのいつになるのでしょうかねえ。
15巻の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
【漫画】銀の匙第15巻(最終巻)の感想(ネタバレあり) 「八軒の次の舞台は海外?」
15巻は14巻発売の2年半後に発売されました。