感想(ネタバレあり)
秋アニメがすべて終わり、記事のネタがなくなったのでしばらくは所有しているラノベや漫画の感想メインになると思います。
ああ、早く冬アニメ始まらないからなぁ。
えりり大勝利と思ったら・・・
今回の第7巻。冬コミが終わった後の話となります。
不完全ながら冬コミでゲームの頒布ができた倫也率いるblessing software。ゲームを買った人達の反応も上々らしく、良い感じです。
そして倫也はえりりと仲直りを果たしたおかげで前半はえりりとイチャイチャ状態。
もうちょっとで卒業してしまう詩羽先輩、仲がこじれたままの加藤、この二人を尻目にえりりがどんどん積極的になっていきます。
登下校を一緒にするだけでなくしっかりとオシャレして倫也の部屋でバレンタインのチョコ渡すえりり。もう勝利は目前。
えりり派勝利を確信・・・と思ったら、そうは問屋が卸しません。
倫也と仲直りした結果、納得できるクオリティの絵が描けなくなってしまったえりり。
えりりの絵の凄さの源泉は「倫也に認められたい。また昔のように仲良くなりたい」という願望だったのです。
でもそれを叶えてしまったら・・・。
blessing softwareの新作のプロットを上げる倫也。それを詩羽先輩とえりりに見せて協力を頼みますがその答えは・・・。
この辺からホント辛いです。読んでいてNTRされた感じでいっぱいになります。なんでや、なんでそういうことになってしまうんや。そう思わずにはいられません。
えりりと詩羽先輩から決別を告げられる倫也。淡々と書かれているので余計に寂しさと悔しさがこみ上げてきます。
でもこうするしかなかった。
この辺のえりりと詩羽先輩の心情はガールズサイド1巻に書いてありますので、気になる方はそっちを買って読みましょう。
【ラノベ】冴えカノGirlsSide(ガールズサイド)第1巻の感想(ネタバレあり) 「詩羽先輩とえりりの出会いと友情、そしてクリエーターの矜持」
最後の最後で勇気をだした詩羽先輩
このまま終われば後味悪かったのですけど、そこは丸戸先生の作品。アフターケア万全です。
えりりと詩羽先輩の決意を理解した倫也は自分の気持ちを二人に伝えます、東京駅の新幹線ホームでw
人がいっぱいのところでよくあんなセリフ吐けるなと思いますけど、それが倫也の良いところなんでしょう。
倫也の言葉に涙ぐむえりり。この流れは、やるのか?やるのか、えりり?
と思ったら詩羽先輩が横入り。
そしてあれ(詩羽先輩の唇が濡れていたという描写から倫也に何やったかバレバレw)をやって、今巻最大最強のセリフを倫也にぶつけます。
まあ一言一句そのまま書くといろいろ問題ありますので意訳すると、
「諦めるの諦めた。愛人でもいい、私我慢する」
とトンデモナイこと言ってしまうのです。つ~か、正妻諦めていいの?
ここはたぶんアニメ2期でも描かれるであろう最大の山場。かやつぐファンならニヤニヤするの間違いなし。一方、さおつぐファンは地団駄踏む可能性大w
そして新学期。
シナリオと絵の担当がいなくなってしまい戦力が半減どころが壊滅状態のblessing software。
倫也と加藤だけでは新作作るのは無理じゃね?と思ったら倫也を慕うあの下級生がblessing softwareに参加。
新生blessing softwareの戦いがここに始まるというところで今巻はフィニッシュです。
ホント今巻は面白いです。
ゲームサークルの崩壊と再生だけでなく、ハーレムの再構築が見れるとは。
そしてまさか最後の最後で今巻の勝者が詩羽先輩になるなんて予想だにしませんでした。まあ詩羽先輩派の私は大満足ですけど。
モヤモヤイライラする場面もありますが今巻は神巻です(詩羽先輩派には)。
アニメより一足先にストーリーを知りたいと思う方は是非購入して読んでみてください。
またアニメ視聴するまでは詳しい内容知りたくないという方は是非アニメ2期が終わった後購入されることをお勧めします。アニメよりラノベの方が描写が詳しいですので。
加藤の見せ場もありますよ(2017年5月29日追記)
私は詩羽先輩派なのであんまり書きたくないのですけど、加藤の見せ場もしっかりあります。
自分に相談することなく勝手にえりりの元に向かった倫也に三下り半を送りつけた形に加藤。
加藤と仲違いし、さらにゲームを再プレーすることによって加藤の重要さに今更気付く倫也。
仲直りをして再びゲーム作りを手伝ってもらうため、倫也は加藤を呼び出し、精一杯謝罪と新作のプレゼンを行います。
そしてなぜか途中から加藤が他の女との関係性を倫也に吐かせる詰問状態にw
直前に恋愛感情無いような描写あったばかりなのになんなのこれ?さらに場所を倫也の部屋に移動して電気を消した後もお喋りを続けるなんて・・・。
もうこの2人の関係性わからんわ。でもなぜか胸がキュンキュンします。
加藤派の方もここには十分満足されることでしょう。
次巻第8巻の感想はこちらからどうぞ。