感想(ネタバレあり)
サークル(ハーレム?)から主力二人が抜けて壊滅状態だったblessing software。しかし新学期になって倫也を慕う出海ちゃんが加入。新生blessing softwareがスタートしますが・・・。
なお前巻第7巻の内容を振り返りたい方は以下のリンクを活用ください。
【ラノベ】冴えカノ第7巻の感想(ネタバレあり) 「サークル崩壊と再生、そして詩羽先輩と」
前巻の最後はなかなか凄いことになっていますので。えりりには悪夢だったでしょうねえ。
あんたたちサークル脱退しただろ
柏木エリ(えりり)がサークル脱退して倫也先輩を悲しませた。許すまじ柏木エリ。
これが出海ちゃんの認識。
そのため6巻で和解したはずなのに出海ちゃんは再びえりりに敵対心を燃やします。
その結果、クラス替えで倫也と同じクラスになったえりりが倫也に近づこうとすると唐突に出現してえりりの邪魔をする出海ちゃん。
出海ちゃんって何者だよw
一方えりりとは違い、高校を卒業して倫也と接点がなくなったはずの詩羽先輩。結局自分から学校へ押し掛けて倫也と密会することに。
際どいセリフを連発して自分だけ盛り上がる詩羽先輩w
全然変わってねぇw
つ~か、際どいセリフがますますアウトの方に近づいている感じが。大学生になってどんどん変態度が上がっているようです。
えりりと詩羽先輩、一応自分たちで決断をしてサークルを抜けた負け犬2人ですがやっぱりいろいろと絡んできます。
美智留曰く、生存競争に負け、加藤に追い出された二人らしいですけど、この未練がましい行動見ると、美智留が言ったこと案外当たりなのかも。
新加入のプロデューサー(伊織)のせいで加藤がw
さて脇道に逸れ過ぎました。今巻の本筋は新戦力の加入です。
えりりと詩羽先輩が抜けた穴。えりりが抜けた穴は出海ちゃんが埋めてくれますが、シナリオ担当だった詩羽先輩の穴を誰が埋めるのか?
結局自分でやるしかない。そういう結論に達して倫也がシナリオを担当することに。でもそうするとプロデューサーはとても兼ねることができない。
ではどうするか?
そこで白羽の矢が立ったのは出海ちゃんの兄、倫也の不倶戴天の敵、伊織です。
でも一癖も二癖もある伊織。そう簡単に加入しようとしません。
伊織を加入させるため、加藤と一緒に新作の企画書を書き直す倫也。果たして伊織は加入してくれるのか?というのがメインの話となります。
ただメインだからといってそんなもん読者から見ればどうでもいいこと。
大事なのは企画書作りという名目で倫也が加藤とデートすることなんです。
今巻では倫也と加藤の距離が縮まった感じがしますねえ。
自分がサークルを支えるんだ、絶対にこの場所を守る、というような気概が加藤から出ている訳ではありません。
でも未だにえりりとの仲がイマイチの状態であるところから察するとサークルを捨てたえりりに複雑な感情を抱いていて、少なからずサークルを守りたいという気持ちがあるんでしょう。
それが倫也との距離感を縮めたような気がします。
まあ加藤の気持ちは置いといて、「倫也いいなぁ、いいなぁ」、と読者は思うはずです。ただ加藤が最初行きたいと言ったデートの場所、えりりや詩羽先輩の縁が深い場所なんですけど。
今巻は加藤の腹黒属性が垣間見えてきます。
相性が悪いというか何と言うか加藤って伊織を目の敵にしている感じが文章からありありと感じられます。
案外、伊織を新しい恋(?)のライバルと認識しているのかもしれませんね。
その結果、腹黒という秘められた属性が目を覚ましたのかと。
ちなみにアニメ版の倫也の声を担当する松岡禎丞さんは、伊織の声を担当する柿原徹也さんを慕っており、もし自分が女だったら柿原さんを絶対にほっとかないと酒の席で公言したそうですw
それはいいとして、最終的に倫也と加藤が作った企画書に納得した伊織はblessing softwareへの加入を了承。
これでようやく体制が整いました。
そして俺たちの戦いはこれからだという感じで今巻はエンドです・・・
と言いたいところですけど、最後の最後でえりりがやりやがりました。そのために出海ちゃんは・・・。ここで本当のエンドとなります。
サークルを離れてしまったため、えりりと詩羽先輩の出番が激減。
特に詩羽先輩のファンには物足りないかもしれませんがちょっとの登場で存在感を示したくれたので個人的には満足です。
最後の最後でえりりの恐ろしさや強大さを認識してしまった出海ちゃん。果たしてどうなってしまうのでしょうか?次巻が楽しみですね。
次巻第9巻の感想はこちらからどうぞ。