7巻から始まった無法都市編の続きです。
今回もメインはシドのお姉ちゃんであるクレア。
相変わらず勘違いと暴走のオンパレードですが、そんな中、クレアを助けるためクレアの体を借りて戦うキャラが。
そのキャラの名前はアウロラ。
シド(シャドウ)のお姉ちゃんだから力を貸したみたいですけど、アウロラがいなければクレアは死んでたでしょうね。
そう考えるといいタイミングでアウロラが力を貸したと思います。
仮にクレアが死んでたら、シドはもちろんクレアを守れなかったベータも罪悪感に苛まれて、後味悪いシリアス一一辺倒になってたかもしれません。
あとシャドウは本当にブレません。
やってることはそこら辺の盗賊と一緒なのですが、周りが勘違いしてくれるそうで陰の実力者というイメージを守っております。
第7巻の感想記事を読みたい方は以下のリンクをご利用ください。
【漫画】陰の実力者になりたくて!第7巻の感想「ローズ会長のその後とクレアお姉ちゃんの暴走」
クレアを救ったのはアウロラだった
シドを助けるために紅の塔に潜入したクレアとメアリー。
しかしシドの姿はなく、クレアたちは復活した血の女王エリザベートと対峙します。
もちろんクレアはすぐに敗北。
エリザベートの攻撃で瀕死の状態になりますが、ここでクレアを救ったのはアウロラでした。
アウロラの言葉からクレアがシドの姉だから力を貸したみたいですけど、なんでこのタイミングで現れたのでしょうかね?
しれもクレアの元に。
アウロラが興味あるのはシドのはず。
さすがにシドの姉まで監視してたとは思えないのですけど。
それはともかく、時間を稼ぐためにアウロラはクレアの体を借りてエリザベートと戦います。
アウロラの正体は以前明らかになったように魔神ディアボロス。
全力出せば血の女王なんてイチコロのはずですが、現在はクレアの体を借りている身。
さらにクレアの体はこれまでのエリザベートの戦いで瀕死状態ですからね。
だからこそ時間稼ぎとアウロラは割り切ってたのでしょう。
そして時間を稼いだおかげで主人公が間に合いました。
さあ、シャドウVSエリザベートの戦いの始まりです。
シャドウVSエリザベートの戦いがいつもと違う理由
遅れて到着したシャドウ。
そしてエリザベートと戦いますが、シャドウの動きが何か鈍い。
ベータは「私(ベータ」を守りながら戦っているいるので」動きが鈍いと思っているようですが、事実は違います。
遅れて到着したのは紅の塔の金品を漁ってたため、動きが鈍いのは装備の中にしこたま金貨を入れているため。
ホントにシャドウは期待(ギャグテイストを味わいたい読者の期待)を裏切りません。
最終的にはシャドウが勝利。
紅の塔ごと吹き飛ばして終了です。
メアリーの正体とエリザベートのその後
順番が前後しますが、エリザベートとクレアが戦う前。
クレアはジャガーノートと戦闘になりますが、その過程でメアリーの素性が明らかになりました。
メアリーの正体はエリザベートの仕えていた吸血鬼。
そしてエリザベートが昔人間の国を滅ぼした理由も明らかに。
まあ、よくある話ですが、悲しいですよねえ。
クリムゾンが全部悪いのですけど、クリムゾンはクリムゾンで人類との共存は不可能と考えたのも仕方ありません。
すべてが終わりメアリーは無法都市を去っていきますが、傍らには見たことあるキャラが。
シャドウ優しすぎじゃね?とは思いますが、シャドウは別にエリザベートを倒したかった訳ではありませんからね。
シャドウの興味は陰の実力者ゴッコを支える金品だけだったので。
ベータにとってシャドウは戦う意味そのものだった
シャドウとエリザベートの戦いの最中、ベータの回想が入りました。
アルファと違ってまだまだ割り切ってなかった感じのベータ。
そんなベータを救ったのはシャドウでした。
まあシャドウは自覚無かったでしょうけど、シャドウのおかげでベータはシャドウガーデンの幹部として活動できるようになったのは確か。
そうじゃなければ、
彼が喜んで
くれるなら
たとえそれが
悪の道
だとしてもー…
なんてベータは言わないでしょう。
シャドウは本当に罪な男です。
陰の実力者になりたくて!第8巻を読み終わって
血の女王エリザベート関連の話はこれで終わりですかね。
ただし無法都市でのストーリーはまだ続きそうな気配です。
ユキメがシャドウの助力を得て何かやりそうな感じですし。
次はどんなストーリーとなるのか?
次巻が楽しみです。
第9巻の感想記事はこちら。