アニメの続きが気になって漫画版を購入しました。
第7巻はブシン祭編の最後がちょっとだけ掲載され、メインは無法都市のストーリー。
これまで影が薄かったシドのお姉ちゃんであるクレアが大暴走する話となってます。
個人的に良い思ったのはローズ会長のその後が知れたところですかね。
オリアナ王国の国王である自分の父親を殺害したローズ会長。
そのローズ会長がシャドウガーデンの一員になっている姿がこの7巻で描かれております。
名前は666番という数字に変わっちゃってますけど、シドの名前に反応するところはローズ会長のままで可愛いです。
あとブシン祭で出てきたクイントンとゴルドー・キンメッキがこの無法都市編でも登場。
敵の強さを測る噛ませとしてしっかりと役割果たしてました。
ローズ先輩のシャドウガーデン加入とブシン祭の決着
父親であるオリアナ国王を殺害し自分も死のうとしたローズ会長。
ですが姿を現したシャドウの一言で生きることを選択、騒ぎに紛れて逃亡します。
一方シャドウはベアトリス・アイリス王女を相手に戦うことに。
シャドウとしてはこの展開にワクワクしたことでしょう。
ジミナ・セーネンに化けて自分の中二病心を満足させることに成功し、最後はシャドウとして強敵と戦える機会を得たのですから。
一方シャドウ以外の者は、シャドウはローズ会長が逃亡する時間を稼いでいるとしか思ってなさそうなところは本作らしく滑稽です。
戦いはシャドウの圧勝。
二人がかりでも手も足も出ませんでした。
これでアイリス王女のプライドはさらにズタボロになったことでしょう。
闇落ちしなければいいですけど。
さて逃亡したローズ会長。
途中でアルファと出会い、シャドウガーデンにスカウトされます。
シャドウガーデンのメンバーは元悪魔憑きばかり。
ローズ会長も悪魔憑きだったのでメンバー入りする資格があるということなんでしょう。
漫画版ではここでローズ会長の話は一端終了。
漫画版でもここら辺のローズ会長の描写をしっかりと描いて欲しかったのですけどね。
ただし無法都市編に入ってからローズ会長のその後がわかります。
シドの将来が気になるクレアお姉ちゃんは吸血鬼討伐にシドを同行させる
シドが無法都市に行くことになった理由。
それはシドに箔をつけるためです。
シドの将来が心配なクレアのお節介だったのですが、結果的にシドの中二病をくすぐることになってシドも行くことに同意します。
だって始祖の吸血鬼「血の女王」討伐ですよ。
中二病的には期待しかないこの設定に乗らない訳がありません。
無法都市に入ったシドとクレア。
シドと逸れたクレアは大暴走開始です。
勝手に悪い方に考えるのは本当にクレアの悪い癖ですよねえ。
そしてクレアは途中で新キャラ「メアリー」と出会い、行動を共にすることになります。
「シドが生贄にされる恐れがある」という理由で。
もちろん誤解なんですけど、紅の塔の中でクレアはある大きな体験をすることになります。
詳しいことは第8巻で。
シャドウガーデンに加入してもローズ会長はローズ会長だった
シドを助けるため紅の塔に潜入したクレアとメアリー。
そこで鉢合わせしたのがベータとその配下のシャドウガーデン666号。
「シドが血の女王の生贄にされる」と聞いてベータと666号が慌てます。
はい、この666号がローズ会長だったのです。
シャドウガーデンに加入したローズ会長は一番下っ端となり、名前も666号とされたという訳。
シドが生贄にされるかもしれないと知って狼狽するローズ会長なんか可愛いです。
シャドウガーデンのメンバーとしてはまだまだのようですけど。
シャドウはシャドウで大暴れ
姉であるクレアと別れたシドも無法都市で大暴れです。
スリにあったらそれ以上の金額をスリ返したり、シャドウとして町中に出現したグールを討伐したりやりたい放題好き放題。
まあ、グール討伐の方は街の人たちの役に立っているからいいですけど、これも中二病心を満たす行動なんでしょうねえ。
さてシャドウも目的地を紅の塔と定め、潜入を試みます。
その途中で無法都市の強キャラ二人(ユキメとジャガーノート)と出会い、共に紅の塔へ。
さあ、赤い月に反応して血の女王が復活となるか。
というところで本巻は終了です。
陰の実力者になりたくて!第7巻を読み終わって
紅の塔でクレアとメアリーは血の女王討伐で潜入してきたジャガーノートと鉢合わせ。
ここで一波乱怒りそう。
そしてメアリーも何か秘密がある模様。
その秘密は次巻で明らかに。
本巻は150ページぐらいの分量なので結構早く読み終わりました。
絵はあっさり気味ですがストーリーや戦闘シーンが濃いので読みごたえがあります。
コスパ的には原作小説の方が良いですけど、絵付きで読みたい方にはお勧めです。
第8巻の感想記事はこちらから。