感想(ネタバレあり)
前巻の最後でシズの心残りを解消してあげると言ってたリムルですが、実際に行動に移すのが本巻の最後の話で。
だってリムルはやること多過ぎるから。
他国の使節の相手をしたと思ったら、すぐにドワルゴンに向かうし。そんなリムルですから、夜の店で羽を伸ばしたいという気持ちはわかります。
ただそれがシュナにバレてしまい、リムルは地獄を見ることに。シオンの料理を1週間食べるってホンマ地獄ですわ。
第8巻の感想を読みたい方はこちらからどうぞ。
8巻はカリュブディスとのバトルがメイン。まあ、ミリムが参戦したら一瞬で終わってしまいましたけどね。
どんだけミリム強いんだよ。
転スラ9巻40話の感想 「強い弱いを決めるのは魔物の本能かも」
ファビオの命を救ったことで魔王カリオンとの繋がりができたリムル。早速カリオンが治めるユーラザリアに使節を送ることに。さらにユーラザリアからも使節がやってきたのだが。
転スラ9巻より引用
魔物の世界は弱肉強食。弱いものが強いものに従う必要があります。物騒な世界ですが、一回立場が定まれば、問題が起こらないのである意味他者との関係が単純化できます。
一応ファビオの件で魔王カリオンと繋がりができたリムルですが、所詮スライム。
カリオンやファビオ以外のユーラザリアの者から見たら、何でスライムが治める国と仲良くしなければいけないのだとということになるのでしょう。
という訳で、ユーラザリアの使節とリムルの部下が戦うことに。まあ、シオンが戦うのはわかります。
だってリムルが馬鹿にされたのですから。リムルを主君と仰ぎ、過剰な忠誠心でリムルを困らせるシオンが黙っている訳ありませんから。
でもヨウムの方は完全なとばっちり。たまたまジュラ=テンペスト連邦国に立ち寄ったばっかりに厄介ごとに巻き込まれたようなもの。
バトルは相手の強さが分かってバトル終了…といかないのがこの話。ホントシオン何やってるんだよw
最後はリムルがシオンの尻拭いをして今度こそ終了。リムルはいい加減シオンを遠ざければいいのにと思いますが、次の話でシオンに対する気持ちをリムルが口にします。
まあ、実際は他の部署に回して面倒事増えるより、近くに置いておいた方が安心なんでしょうけど。
転スラ9巻41話の感想 「信頼されているからこっちも信頼する」
ユーラザリアの使節一行と打ち解けたリムル達。そしてリムルは友好親善の式典出席のために武装国家ドワルゴンへ向かう。
転スラ第9巻より引用
ユーラザリアへ派遣した使節も戻ってきてこの件はこれで終了。でも送った使節もユーラザリアで喧嘩を吹っ掛けたとは…。
やっぱり魔物って強さの優劣を付けないといけないDNAがあるのでしょうね。
さてリムルはユーラザリアだけの構っている暇はありません。兄弟子であるドワルゴン国王のガゼルの招きでドワルゴンに向かうことになります。
同行者はカイジンとドワーフ三兄弟とシュナとシオン。あと護衛役のいつもの面々。カイジンとドワーフ三兄弟は里帰りで、シュナはマナーなどの指南役、そしてシオンは…。
リムルとしてはシオンを連れてきたくなかったようですが、リムルに同行したいと暴れるシオンを置いておけば、留守番のリグルドが大変なことになると思ったようで。
強く美しいけど、それ以外はマイナスばかりのシオン。自分で自覚ないのでホント困ります。これでゴブタのような容姿だったら、絶対リムルも容赦しないでしょうに。
綺麗な人って得ですね。本作を読んでたらそう思います。まあ、シオンの場合は綺麗ってこと以上に暴れると大変なことになるという方が強いのかもしれませんが。
さてドワルゴンに着いてリムル一行はガゼルたちと会談しますけど、そこでも粗相をするシオン。ホント何しに来たんだよwでもそんなシオンに対する気持ちをリムルが口にします。
信頼されてる。だからこっちも信頼する。そんな感じなんでしょうね。
転スラ9巻42話の感想 「憩いの一時が地獄への入り口に」
ドワルゴンとの友好親善の式典に出席するリムル。そしてその夜、カイジンを始めとする男性メンバーとリムルは夜の街を楽しむことに。
転スラ9巻より引用
仕事が終わったら後は遊ぶ。それが出張の醍醐味。当然リムルも夜のドワルゴンを楽しみます。正確には、以前カイジンがリムルを連れてきたキャバクラで楽しい時間を過ごすことに。
前回はハブられたゴブタの同行して、キャバクラを満喫することになりますが、それが原因でリムルは地獄を見ることになります。
この辺はテンプレですね。男性だけで楽しみ、それが女性メンバーにバレて酷い目に合う。ただ同じ女性メンバーでもどこに怒っているか違うところが面白いです。
シュナが怒っているのは、そんなお店に行ったから。まあ、怒るのは当然です。口では寂しいとか言ってますが、完全に切れてます。
一方のシオンが怒ってるのは自分が誘われなかったから。
いやいや、女性がキャバクラ言っても面白くないでしょ。つ~か、どんだけリムルと一緒にいたいんだよ。もうストーカーじゃん。
最終的にリムルがシオンの手料理を1週間食べることで許して貰いますが、果たしてリムルは命を失わずに済むのでしょうか?
転スラ9巻43話の感想 「新しい舞台に出発」
ドワルゴンから帰国したリムルは人間の国に潜入することを宣言する。最もらしい理由を並べるが真の理由は…。
転スラ9巻より引用
シズさんの心残り。それを夢に見たリムルはそれを解決するために人間の国に潜入することを宣言します。しかしシズさんの心残り云々は隠して。
まあ、リムルも一国の主。私的な理由で動く訳にはいかない立場なんでしょうね。面倒な話ですが。
それにしてもシオンがよく受け入れたものです。もちろん自分も付いていくとは言ってましたが、すんなり引き下がりましたし。ここはちょっと拍子抜けでしたわ。
さて人間の国に潜入するに当たり、道案内役として白羽の矢を立てたのが三バカです。まあ、人間ですし、だいぶんリムルの世話になってますからね。人選としては妥当でしょう。
そして旅立つリムル一行。その途中でおセンチな気分にもなりますが、仕方ありません。人間とスライムの寿命の違いはどうにもなりませんから。
終わりに
今巻はここで終了。
次巻からはストーリーの舞台が変わります。アニメ版も次の10巻の内容ぐらいまでやるのでしょうかね。
ちょっと毛色は変わりますが、リムルすげーのところは一緒なので、それ目当ての読者の方は安心してもいいかもしれません。
次巻ではまた新しいキャラがたくさん登場します。名前覚えるだけでホント一苦労ですが、本作を楽しむために頑張って覚えましょう。