【ラノベ】ダンまち第6巻の感想(ネタバレあり) 「ホモ神に目を付けれベル君ピンチ?」

 

 

感想(ネタバレあり)

 

熱いです。ホントこの作品熱いです。

 

仲間・友情・勝利ってラノベや漫画で見飽きているはずなのに、やっぱりそれを見ると熱くなってしまう。

 

ダンまちの第6巻もそんな感じです。

ベル君に目を付けたホモ神からベル君をそしてヘスティア・ファミリアを助けるべく、ベル君や紐神さまに縁がある人達がさまざまな手助けをして最後はベル君がかっこよく決める

そういう流れです。

 

 

多くの人たちの助けがベルたちを勝利に導く

 

アニメ本編の最後、18階層でゴライアスを倒した後、地上に戻ってきたベル君たち。

 

そんなベル君はあるファミリアの罠にハマることに。

罠を張ったのは「アポロン・ファミリア」。

このファミリアの主神アポロンがベル君に目を付け、自分のものにするためにベル君を罠にハメたのです

 

まあね、自分のことだったら我慢できるけど、自分の大事な人のことを貶められたら怒っても仕方ありません。

それにあの場は我慢できても手を変え品を変えてベル君を手に入れるため、アポロンファミリアはどんどんベル君たちを追い込んでいったでしょうから。

 

ベル君が罠にハマり、アポロンファミリアの眷族に殴り掛かったことの落とし前をつけるため、アポロンファミリアは戦争遊戯を開催を求めます

 

戦争遊戯は大きなファミリアが有利。

当然紐神さまは拒否しますがこれもアポロンは想定済。こうなることを見越して次の手を打っていたのです。

 

それは実力行使。あのボロっちいヘスティアファミリアの本部(壊れた教会)を襲撃。そして建物を壊し、狩りをするかのごとくベル君とヘスティアを追い込んでいくアポロンファミリア。

 

さらにアポロンはソーマファミリアも抱き込み、ベル君たちからリリを引き離すことに成功。

 

二進も三進も行かなくなったヘスティアは戦争遊戯の開催に同意することに。

 

現状アポロンファミリアは所属する団員が100人を超える一方、ヘスティアファミリアに所属するのはベル君のみ。

 

そして戦争遊戯に参加できるのは、所属団員とヘスティアファミリアのみ助っ人1人まで。

 

このままだと到底敵いません。

ただベル君と紐神さまには多くに仲間たちがいます。

 

その仲間たちの助けにより、ベル君は修行し、リリを奪回し、団員を増やし、戦争遊戯に望みます。

 

そして…。

 

主人公たちが苦しんで苦しみ抜いて最後に勝利する。

王道パターンですけど、読んでるこっちまで熱くなりますわ。

 

目が離せないキャラがいっぱい

 

ダンまちが面白いのはストーリーだけではありません。

キャラが立っているのも見どころです。そのためどのキャラからも目が離せません。

 

ティオナの場合

 

まずはティオナ。

本編ではそれほど出番がなく、ベル君とのつながりも強くありませんでした。

でも今回はベル君とアイズが長時間修行をするため、ティオナは二人に協力を惜しみません。

 

ティオナってベートやティオネみたいに戦闘馬鹿とばかり思ってましたが、ここまでベル君とアイズのために後方支援に徹することができるとは予想外でした。

 

それだけベル君を助けたいという気持ちがあったのか、同じ趣味を持った同士(英雄譚が大好き)として助けたかったのかはわかりませんが、これからはこのベル君とティオナの関係も目が離せませんわ。

 

 

フレイヤの場合

 

次はフレイヤ。

今回ようやく正面からベル君と顔を合わせますがこの人もかなり嫉妬深いようですね。

 

パーティーでベル君とアイズがダンスを踊ったのを見て、

 

「ミノタウロスをここに召喚できないかしら」

 

と物騒なことを言ってますからねえ。

 

仮に戦争遊戯でアポロンファミリアが勝利していたら、自分のファミリアの総力を挙げてアポロンファミリアを血祭りに挙げたかもしれません。

 

それはそれで面白そうですが。

 

リリの場合

 

今巻のメインストーリーはアポロンファミリアとの戦争遊戯ですが、サブストーリーとして、リリのソーマファミリアとの確執も同時進行しております。

 

ソーマファミリアを抜け、大好きなベルさまがいるヘスティアファミリアに転籍したいリリ。

 

しかしそう簡単に事は進みません。

仲間を守るため、リリはソーマファミリアに投降することに。

 

ベル君のためなら自己も犠牲にする精神は美しいです。同時に読者はソーマファミリアへのヘイトがどんどん溜まっていきますが。

 

まあ、その自己犠牲とヘイトが溜まりに溜まったおかげですべてが終わった後の爽快感が半端ないのですけどね。

 

ホントにリリって正当派のヒロインだと思います。これまではベル君はヘスティアとくっつけばいいんじゃね?と思ってましたが、この第6巻読んで、リリベル派に鞍替えしましたw

 

次巻以降、二人の仲がどうなるか見逃せませんわ。

 

 

シルの場合

 

本当に何者かわからないシルさん。

前巻でベル君がリューさんの入浴を覗いたことを聞き出し、それを理由に折檻したと思ったら、ベル君にアイテム渡してそのアイテムのおかげでベル君はピンチを脱することに。

ほんとシルって何者なんでしょうか?

 

ぶりっこな上に嫉妬深い。

う~ん、嫉妬深いと言えば、今巻で嫉妬深いことがわかったキャラが他にもいましたねえ。もしかして何らかの関係があるのでしょうか(意味深い)?

 

 

ヘルメスの場合

 

最後はヘルメス。

この人の立ち位置がホントわかりません。

 

フレイヤの犬の癖にベル君とアイズがダンスをする算段を付けてあげたかと思ったら、くじ引きで攻城戦を引き、ヘスティアファミリアを窮地へ。

 

その次はベル君たちのためにリューさんを助っ人としてヘスティアファミリアを支援させているし。

 

深く考えているようで何も考えていないような感じをさせるヘルメス。

この人からも目が離せません。

 

ファミリアの抗争の歴史もちょっとだけわかった

 

ヘルメスがベル君に話す形でゼウスファミリアがどうして没落したのかその一端が明らかにになります。

 

ターニングポイントは15年前。

勃発した3大クエストの最後で失敗したゼウスファミリア。その気に乗じてロキファミリアとフレイヤファミリアが結託してゼウスファミリアを潰したと。

 

フレイヤファミリアはともかく、ロキファミリアがそんなことに加担するとは。

 

フィン・リヴェリア、そしてガレスもそれに加わったとはにわかに信じがたいですけど、後にその理由が明らかになるのでしょうかねえ。

 

 

終わりに

 

戦争遊戯の結果、アポロンファミリアからすべてのものを奪ったヘスティアファミリア。ベル君以外に3人がファミリアに加入して一気に中堅ファミリアへ。

 

まあこれで順風満帆と行かないのが本作の良いところ(?)。次巻になったらまた新しい問題が出てくるのでしょうね。


果たして次はどんなことが起こるのでしょうか?

次巻も楽しみです。

 

第7巻の感想はこちらからどうぞ。

【ラノベ】ダンまち第7巻の感想「すべての元凶は女の嫉妬」