感想(ネタバレあり)
13巻を読んだあと
どうしても先が気になり、
14巻を購入してしまいました。
ホント電子書籍はいけませんね。
家で簡単に本が買えてしまいますから、
欲望に歯止めが利きません(/・ω・)/
宿敵をいつの間にか師匠呼びに
さてこの14巻は前回に引き続き
スタジエールという現場研修のお話がメインです。
13巻では秘書子と一緒に洋食店でスタジエールをやったのですけど
洋食店が抱える問題を解決して、
その上秘書子とも仲良くなるという離れ業をやってのけた創真。
そんな創真の次のスタジエールの場所は
以前食戟を行った四宮小次郎の店、
「SHINO’S TOKYO」。
とここまでが13巻の内容でした。
14巻ではこの「SHINO’S TOKYO」での
スタジエールからです。
この「SHINO’S TOKYO」は
四宮がパリの本店以外に出す初めての支店。
そのため四宮は自身が来日し、
一生懸命店作りをしています。
え?店作り?
そうパトロンから資金援助を得ることなく
店を開くことにしたため
予算が足りない。
文字通り「SHINO’S TOKYO」の店員だけで
開店準をやっているのです。
それに付き合わされる創真。
その創真に四宮が親しげにするので
四宮が「SHINO’S TOKYO」の店長にするべく
パリの本店から連れてきたアベルは嫉妬w
まさかの四宮を巡って三角関係勃発か?
それともアベルが創真をいじめ抜く話になるのか?
とわくわくしましたけど、
アベルさん、意外と真面目で良い奴でした。
憎まれ口を叩きますけど、
創真をしっかり評価していましたし。
さて開店準備も終わり、
「SHINO’S TOKYO」のプレオープンです。
創真自身、
実家のお食事処ゆきひらで働いていましたし、
前回のスタジエールで大量の客が押し寄せた洋食の三田村でも
お客を上手くさばいていたので
「SHINO’S TOKYO」でも仕事について行けると思っていたと思います。
しかし「SHINO’S TOKYO」は大衆食堂では無く、
多くの美食家を唸らせることを目的とした高級レストランですから
今までの経験があまり役立ちません。
その結果、料理を出すスピードについて行けず、
四宮やアベルから叱責されます。
普通のメンタルならここで終わりかもしれませんけど、
人並み以上のメンタルを持っている創真はへこたれません。
自分に与えられた仕事をきっちりこなせるように努力したうえで
アベルにどんどん質問をして知識を増やしていきます。
普通のマンガの主人公って天賦の才能に恵まれて、
それほど努力せず危機を脱することが多いですけど、
この創真って天賦の才能を引き出すために
ひたすら努力を続けているような気がします。
もちろん逆境でアイディアを思いつくことは
それこそ天賦の才能ですけど、
それは努力で作った下地があるからこそ生かせるものです。
秋の選抜の準決勝などはそれが存分に生きた戦いだっと思います。
そういうところがあるから
このマンガは面白いのですよね。
さて「SHINO’S TOKYO」のスピードについて行けるようになった創真ですが
プレオープン最終日に新メニューのコンペをやること知って
自分も参加することに。
ここからが今回の見せ場。
どんな料理を作り、
四宮がどんな評価をしたかはご自身で読んでみてください。
まあ結果的に
いろいろあって
創真は四宮を師匠と呼ぶことになりますが。
スタジエールが終わって、
極星寮に寮生たちが帰ってきます。
そして一番に帰ってきた創真。
スタジエールでの経験が一回り創真を成長させた気がします。
っていうか明らかに絵のタッチが大人びているw
そんな創真は秋の紅葉狩り会に参加することに。
でもこの会の本当の目的は
秋の選抜ベスト8と遠月十傑との顔合わせ。
今まではえりな、一色先輩、そして叡山先輩しか
十傑が出てませんでしたが
残りの7人がようやく登場です。
みんな一癖も二癖もありそうな風貌w
そんな十傑に対して創真があることを言って・・・
ここで14巻は終了です。
うん、読み応えありました。
購入して良かったです。
でもまた続きが読みたくなりました。
たぶん15巻も買いそうな感じがしますわw