【漫画】ぐらんぶる第1巻の感想(ネタバレあり) 「メインヒロイン以外変態しかいない酷い作品です(褒め言葉)」

 

 

感想(ネタバレあり)

 

Amazonのキンドルストアで

無料配布されていたこの作品(この記事を読む時点では無料配布が終わっている可能性があります)。

 

酷い作品でアニメ化は絶対に無理

というネットの評判を見ていたので

正直アニメ化決定の話を聞き、

この機会に読んでみることにしました。

 

 

で、読み終わった感想ですが、

酷い作品(褒め言葉)。

この言葉に尽きます。

 

何が酷いってメインヒロイン以外

変態しかいない。

脱ぎたがるサークルの先輩たち、

アニメオタクで騙されやすい美男子の同級生、

シスコンの従姉、

そして欲望に正直な主人公、

 

ここまで変態集めて

ヤバめのシーンがたくさんあるのに

しっかりとストーリーが進むなんて

ほぼ奇跡。

 

たくさん笑いたい人には

よい作品かもしれません。

 

 

大学生の悪いところを全部集めた感じ

主人公の北原伊織は

大学に通うために

叔父さんの家に下宿することに。

 

叔父さんに連れられて

叔父さんが経営するダイビングショップ

「ぐらんぶる」にやってきますが

伊織がそこで見たのはある意味地獄w

 

男子大学生が全裸で野球拳している姿なんて

誰もみたくないわw

 

伊織が伊豆大学の新入生だと

わかるとすぐにサークルへの勧誘が始まります。

 

 

飲み会の描写は大丈夫なの?

 

 

サークルの勧誘と言えば

切っても切れないのが飲み会。

 

え?

伊織って新入生ですよねえ。

それに少なくとも第1巻には浪人したとかいう

話もなかったはず・・・。

 

うん、漫画の中の話だから、

良い子は真似しちゃダメだからね(テヘペロ)

って感じで流しましょう。

 

そこからはサークルの悪い先輩や

大学で知り合った

アニメオタクで常識がない

美男子の同級生を巻き込み、

伊織が(悪い意味の)青春を謳歌することに。

 

他の大学が舞台の作品とは

一線を画する内容だと思います。

 

基本大学を舞台にした作品って

リア充か非リア充のどっちかに

寄り過ぎている作品がほとんど。

 

でもこのぐらんぶるは

リア充にも見えるし、

でも完全なリア充でなく、

非リア充の臭いもプンプンするしって

感じの作品です。

 

強いて言えば東京大学物語に似てなくも

ありませんが、

あっちは女性の裸満載だったのに対し、

こっちは男性の裸満載ですからねw

 

メインヒロインのツンデレが可愛い

 

この作品の中で

唯一まともな伊織の従妹の千紗ちゃん。

この千紗ちゃんが

いい味出しているのですよ。

 

千紗ちゃん自体は

漫画の中ではよくいる

ツンデレ系の女の子ですが、

変態ぞろいの他のキャラを際立たせる

効果を担っていて、

時折見せる伊織を完全には見捨てられない感じが

グッと来ます。

 

たぶん2巻以降も

千紗ちゃんは伊織に付かず離れずぐらいの関係で

ずっと読者をヤキモキさせそうな気がします。

まあ、まだ2巻以降読んでないので

どうなるかはわかりませんが。

 

 

もうちょっとストーリーの話を

 

ほぼダイビングサークルに加入されられることが

確定してしまった伊織。

 

厳格なスポーツ系サークルとは違う

ゆるゆるした雰囲気が漂っていますが

どうみて女っ気がなく、

ずっと男の裸にしか縁がなさそう。

 

高校が男子校だった伊織にとって、

大学は夢見たある意味デビューの場。

 

こんな男しかいないサークルに

入る訳にはいきません。

そこで伊織は

偶然知り合ったアニメオタクの美男子で

その常識のなさから

他のサークルに見向きもされなかった

今村耕平を騙してスケープゴートにしようと

しますが、

結局逃れることができず耕平共々サークルへ加入。

 

その後は

女子大生とのコンパに参加するため、

従姉の奈々華さんが好む部屋作りをした結果、

千紗ちゃんにドン引きされて

離れに隔離されたり、

 

水への恐怖感で

ダイビングを楽しめない伊織のために

千紗ちゃんが奈々華さんに

あることを頼んだり、

 

漫画でしかないような出来事が満載。

読んでて飽きが来ません。

 

終わりに

最後は水族館に連れられて

いい終わり方で〆ましたけど、

それ以外はホント酷い作品です。

 

つ~か、

よくアニメ化のゴーサイン出ましたね。

問題になりそうなシーンしかなくて

それを全部除去したら完全に別ものの作品に

なってしまいますよ。

 

まあね、アニメ版の監督は

銀魂でその筋の人々から

熱狂的な支持を受けている

高松信司監督ですから、

ぼかしや謎の光、

さらには主人公の年齢を上げたりして

何とかするでしょう。

正直、酒の件だけはシャレになりませんからね。

主人公を3浪ぐらいにさせて年齢をかさ上げしないと

絶対に無理だと思いますわ。

 

何か久しぶりの爆笑できる作品に

出会った感じですね。

 

完全に笑いを取りに行っているのが

バレバレのところも多いので

このノリについてこれない場合は

辛いですけど、

そういうのが苦にならない人には

お勧めの作品だと思います。