感想(ネタバレあり)
前巻で
寧々パイセンたちを破り、
1stバウトを完全勝利した創真たち。
今巻では
その続きからとなります。
2ndバウトにはとうとう司パイセンが登場。
そして司パイセンとの再戦を
望んでいた久我パイセンが
反セントラル側の代表として
司パイセンに挑むことに。
バランス的に考えれば
当然今回はセントラル側が
勝つでしょうけど、
久我パイセンはどこまで
司パイセンを追い込めるのでしょうか?
個人より全体の勝利を優先
2ndバウト。
希望通り司パイセンとの対戦が実現し、
やる気Max状態に久我パイセン。
ことある事に
司パイセンとの再戦を望んできたのですから、
ある意味望みが適ったともいえます。
でもどうして久我パイセンは
再戦を執拗に求めたのでしょうか?
その理由に一端が今回明らかになります。
まあ負けただけなら
まだ許容できるかもしれませんが
プライドが木っ端みじんになったら
そりゃあリベンジ果たそうと燃えますわ。
そういえば現2年の十傑(元も含む)って
意外と仲が良さそうな気がします。
だってみんなで一緒に行動しているんですよ。
お茶会の時は仲悪そうな感じ出していたのに。
さて司パイセンと久我パイセンの
指定食材は緑茶。
フランス料理が専門の司パイセンにも
中華料理が専門の久我パイセンにも
結構きつい食材ですが、
そこは十傑と元十傑。
上手いように自分の料理に組みこみます。
あとあれだけ司パイセンに執着していた
久我パイセンですけど、
勝つためには手段を選びません。
ほとんどの読者が忘れてましたが
今回の食戟は連隊食戟。
同じバウトに出場している味方の
手を借りてもいいのです。
1stバウトでは誰も連隊食戟であることを
生かしていませんでしたが、
この2ndバウトで、
一番他人の手出しを嫌いそうな
久我パイセンがまさか美作の助力を得るとは。
自分のプライドよりも
集団の勝利を優先した形ですね。
元三席のラーメンマスターが創真に味方した理由
今まで賑やかし要員となっていた
第2席の竜胆パイセン。
とうとうその実力が明らかになります。
つ~か、
十傑であるということを
一番利用してその恩恵を一番受けているのが
この竜胆ぱいせんだったのです。
竜胆パイセンの件だけで
コミックス1巻ぐらいのストーリー
できそうな感じですが、
たぶんここの対戦のメインは
竜胆パイセンよりも
元第三席女木島パイセンの方だと思います。
1stバウトでほとんど目立たなかった
女木島パイセン。
これまで創真たちとの接点がなかった彼が
どうして創真たち反逆者側の味方になったのか、
またどうしてセントラル側につかずに
第三席の座を捨てたのかが明らかになります。
この辺は是非ご自身で読んでください。
ともかく創真に味方すると決めた以上、
女木島パイセンも全力を尽くします。
竜胆パイセンと女木島パイセンの対戦は
力と力がぶつかり合う感じの対決となり、
どちらが勝ってもおかしくない感じですわ。
武士VSストーカー
十傑や元十傑たちが戦う2ndバウト。
その中に加わっている美作は完全に
場違いな感じがします。
そんな美作の相手は現十傑四席の斎藤パイセン。
この斎藤パイセンも女木島パイセン並みに
これまで表に出てこなかった人物。
女木島パイセンに比べると明らかに
その紹介する件が短いですが、
武士のような心情を持ち、
得意料理が寿司であることがわかってきます。
そして美作と斎藤パイセンの
指定食材はマグロ。
おいおい、
どうみても斎藤パイセンの圧勝だろ。
でも美作も自分の得意技である
パーフェクトトレースをさらに進化させた
パーフェクトトレースフラッシュを使って
追い縋ります。
まあたぶん負けるでしょうけどw
終わりに
全員の料理が完成して
これから実食というところで
今巻は終了。
またいいところで終わりやがった。
何か切り方が嫌らしいのですよね。
せっかくなら勝負の結果まで載せればいいのに。
創真とスパイス野郎との対決の時もそうでしたけど、
次巻に伸ばすやり方は読者がイライラして
逆効果になると思うのですけど。
あとこの26巻のおまけ漫画は
めっきり出番がなくなったアリスが
メインの話。
漫画といっても2コマですけど、
アリスらしさが出ていると思います。