今回は詩羽先輩執筆の第2作目、純情ヘクトパスカルにアニメ化企画のお話が舞い込みます。
普通ならトントン拍子に進んでもおかしくありませんが、肝心の詩羽先輩が消極的で話自体立ち消え危機に陥ることに。
何としてもアニメ化を実現したい倫也と文雄はあの手この手で詩羽先輩を説得しようとしますが。
妄想で倫也が詩羽先輩にプロポーズ
打ち合わせをする倫也と詩羽先輩。
詩羽先輩は何か言いたそうにしている倫也を見てまた変な妄想を始めます。
倫也はただ単に、今は言えないがもうちょっと待ってほしいと言っただけ。
しかし詩羽先輩の脳のフィルターを通せばそれはプロポーズするのでもうちょっと待ってほしいと変換されてしまうのです。
最近のラブコメ作品でここまで妄想変換する人も珍しいですが、詩羽先輩らしいと言えばらしいですわ。
まだ詩羽先輩に言えないこと。
それは純情ヘクトパスカルのアニメ化の話が進んでいるこということだったのです。
ただ企画が立ちあがっただけでまだ社内の稟議が通っていないため、いつ立ち消えになってもおかしくありません。
もし詩羽先輩にアニメ化の話を伝えて後にポシャッたら、間違いなく詩羽先輩病ますよね。
だから倫也に口外しないよう言った町田さんの選択は正解だと思います。
ただし個人的には倫也にも教えるべきではありませんでしたね。
倫也の嘘が付けない性格のために詩羽先輩に間違った期待を持たせてしまいましたから。
それから順番が前後しますが詩羽先輩の倫也絡みの妄想はこれを合わせて3回あります。
特に3回目のやつはかなり酷いです。
倫也が詩羽先輩をベッドの押し倒し、詩羽先輩を奪うという妄想ですしw
詩羽先輩、相当溜まっているのかもしれません(失礼)。
町田さんの天敵登場
アニメ化の話を進めるため、町田さんと倫也は社内のアニメ事業部の担当プロデューサーと会うことに。
そしてそこに現れたのは町田さんの天敵、竹下千歳プロデューサー。
この人、早応大学出身で町田さんの同級生。さらに同じ漫研に在籍していて古い知り合いでもあるのです。
しかしその一方、この竹下Pは「原作者クラッシャー」の異名を持っており、詩羽先輩をホントに大事にしている町田さんにとって一番純情ヘクトパスカルのアニメ化を任せたくない人物なのです。
ちなみにこの竹下P、本作のオリジナルキャラではありません。
原作の外伝に当たるガールズサイド第2巻の短編に名前だけ出てきます。
町田さんと紅坂朱音が飲み屋がいろいろな話をするやつですね。
興味がある方はGirlsSide第2巻の方も読んでください。
アニメ化の話は進めたいけど、竹下Pと仕事するのは嫌。
つ~ことで町田さん、原作サイドのアニメ化の責任者に倫也を指名して自分はさっさと引っ込むことにします。
バイトに丸投げなんて副編集長がやることじゃね~よと思いますが、倫也が詩羽先輩命であり、詩羽先輩にマイナスになるようなことを絶対に飲まないだろうと考えて町田さんは倫也にすべて託したのでしょうね。
町田さんって意外と人を見る目ありますので。
(前の上司のことは除く)。
倫也による詩羽先輩の説得開始
さてここからは竹下Pとアニメ化の話を進めて行くことになりますが、運悪く詩羽先輩に竹下Pとの密会を見られてしまい、詩羽先輩の拷問が開始されます。
拷問といっても黒ストッキングを履いた足で倫也が踏まれたり、足の親指で身体をグリグリされたり、ある方面の方々からすればご褒美を言われることですが。
アニメ化の話をしったタイミングが最悪だったこと、倫也がアニメ化に前のめりのこと、これらのことが作用して詩羽先輩自身アニメ化に賛成しません。
そこでここからアニメ化賛成の倫也と文雄による詩羽先輩説得計画が始まります。
そして最後にようやく詩羽先輩を口説き落としてアニメ化の話が進むことに。
嬉しそうに話す倫也と詩羽先輩を見た文雄ちゃん。
文雄ちゃんの中でも少しずつ何かが変わってきているようです。
最初の出会いは最悪だった相手は評価も当然マイナス。
でも関わるうちにどんどん評価が上がっていき、気付いた時には焼きもちを焼いていた。
文雄ちゃんの場合もそんな感じでしょうか?
本作では倫也を巡るライバルは登場していませんでしたが、ここへきて文雄ちゃんも参戦することに
なるのかも。
文雄ちゃんが次巻で行動に移るのか、それとも自分の気持ちに蓋をして詩羽先輩を応援するのか?その辺も見どころになりそうですね。
もちろん文雄ちゃんの気になる相手が倫也ではなく詩羽先輩で禁断の百合ルートへって可能性もちょっとだけあるかもしれませんけど(ないない)。
次巻第6巻の感想記事はこちらからどうぞ。
【漫画】冴えカノ 恋するメトロノーム 第6巻の感想 「嫉妬?プレッシャー?文雄ちゃんが変?」