感想(ネタバレあり)
曲がりなりにも
順調にアニメ化計画が進む
純情ヘクトパスカル。
まあ詩羽先輩がへそ曲げなければ
だいたい上手く行くのですけど、
今回問題を起こしたのは
何と倫也。
倫也のピンチに詩羽先輩は
どんな行動に出たのでしょうか?
せっかくのチャンスを利用しない手はない
アニメ版純情ヘクトパスカルの
キャラデザを決める大事な会議。
その会議に現れない文雄ちゃん。
詩羽先輩が遅刻するなら
よくあることですけど
まさか文雄ちゃんが。
もしかして自分がずっと担当してきた
純情ヘクトパスカルのキャラデザを
他人に渡すのが嫌で
わざと来ないつもりなのでしょうか?
もちろん文雄ちゃんの気持ちに
関係無く会議が進んでいきます。
そしてキャラデザ候補の
ラフ画を見る倫也たち。
新人アニメーターばかりなので
拮抗しているかと思ったら
一人の作品だけ段違い。
原作の挿絵のイメージを壊さず、
さらにアニメ用に仕上げてある。
当然満場一致で
キャラデザ決定。
そしてこのラフ画を書いた
アニメーターに倫也たちは
対面することになりますが、
そのアニメーターとは・・・。
うん、この人なら
原作の挿絵のイメージ壊さず、
倫也や詩羽先輩が納得するものを
描けますわ。
でも上手くやりましたねえ。
まさかできた縁を使って
天才アニメーターのところに
弟子入りするなんて。
これだけ書けば
このキャラデザに選ばれた人
わかりますよね。
アニメ化の情報が流出しちゃった
キャラデザも決まって
あとはアニメの製作が順調に進めば
と思っていたらハプニング発生。
不死川書房の広報の手違いで
正式発表前に
純情ヘクトパスカルアニメ化の情報が
ネットに流出してしまったのです。
アニメ化には製作委員会
参加企業だけでなくは
多くの企業が携わっています。
だから広報の単純なミスであっても
それが企業の利益を損ない、
下手したらアニメ化の話がオジャンに
なることだってあるのです。
広報担当から
今回の一件の弁明と謝罪を聞くため
町田さんと倫也が不死川本社を訪れますが
あいにく町田さんが
別件で立ちあえなくなります。
そのため倫也1人で
話を聞くことになりますが・・・。
倫也が切れてやっちゃった
大好きな霞詩子作品、
それを貶されたと感じた倫也は
まさかの実力行使に出てしまい、
大問題に発展してしまいます。
そりゃあそうです。
バイト風情が正社員を殴ったのですから。
問題にならない訳がありません。
当然倫也はクビ、
そして霞歌子担当から
外れることになるのは
自然の流れですが
これを唯々諾々と詩羽先輩が
受け入れる訳ありません。
勝手なことした倫也にも
ムカついていますが
それ以上に不死川に愛想が尽きた
詩羽先輩。
もしかして別の出版社に
移籍するフラグ?
と思ったら、
大人たちが奮闘して
決着を付けます。
ここら辺の竹下Pや町田さん、
ホント恰好いいです。
さすがアニメ好きな人達。
自分の大事な作品のためなら
恫喝するくらい朝飯前。
こういう人達だからこそ、
紅坂朱音と
まだ交流を保てているのでしょうね。
そして詩羽先輩のところに
謝りに来た倫也の話を聞いて
詩羽先輩も機嫌を直して
元通り。
そりゃああんなセリフ聞いたら
機嫌直すでしょ。
だって
「命懸けて守るつもりだよ」
恋するメトロノーム第7巻より引用
と倫也に言われたのですから。
まあ、ここの目的語は
「霞詩子」なのか
「純情ヘクトパスカル」なのか
わざとぼかしているのが
残念ですけど。
詩羽先輩の機嫌が直ったところで
今回は終了です。
詩羽先輩の妄想がさらに酷くなってる
恋するメトロ―ルの倫也は
暴走する詩羽先輩を止める役目を
負っているので、
本編と違い暴走する機会が
それほど多くはなかったのですけど、
今回は大爆発しましたね。
詩羽先輩絡みになると
スイッチが入るのかもしれません。
一方の詩羽先輩。
こちらは妄想がどんどんエスカレートして
今回とうとうホテルで
ベロチューから指舐め、
そして一糸纏わぬ姿で
一線を超える妄想をしてしまいます。
この作品、
一応全年齢向けなので
もうちょっと自嘲してください(建前)。
あと文雄ちゃん。
この子の気持ちがホントわかりません。
倫也と詩羽先輩を
くっつけようとしているのに
一方で焼きもちうやいているような
描写もあるし。
本編に出てくる加藤よりは
喜怒哀楽がハッキリしていますが
その心までは読めませんわ。
最後におまけ漫画について。
今回のおまけ漫画には
小さい頃の詩羽先輩が出てきます。
ロリな詩羽先輩は完全にマセガキ
ですけど、
これが創作の原点となっているので
かなり重要なお話ですね。
これをおまけでやっていいのでしょうか?
ロリッ子の詩羽先輩みたいなら
第7巻買いましょう。