ありふれた職業で世界最強1巻の感想 「絶望と生への執着がハジメを変えた」

 

感想(ネタバレあり)

 

2019年7月からテレビアニメの放送が始まるありふれた職業で世界最強。

そのコミックス版第1巻の感想になります。

 

いわゆる「なろう小説」が原作の作品であり、その特徴がこのコミックス版第1巻でも色濃く出てはいます。

 

ただ通常のなろう小説作品って主人公の俺つえーがほぼデフォになっている一方、本作の主人公のハジメは苦労して俺つれ~になっているところが違います。

 

まあ、普通の温厚なオタクだったハジメが絶望と死の恐怖に直面して覚醒したという感じでしょう。

私が同じ立場だったらそのまま憎悪の塊となって、自分をこういう状態に追いやった奴らに復讐するかも。

 

この巻では描かれてませんが、ハジメはこの後も結構抑え気味です。こういう状態に追いやった張本人と再会しても皮肉言っただけで済ませたので(脅したとも言えるけど)。もっと感情を爆発させてもいいのに。まあ、ヒロイン関係になると見境がなくなりますけどね。

 

スポンサーリンク

オタクの温厚な高校生が平穏な高校生活を送れない理由

 

主人公のハジメはクラスで目立たない温厚なオタクな生徒。

ただオタクと言ってもそこら辺のオタクとは違います。

父親と母親がそのオタク産業で稼いでいる職業だったので、その影響でオタクになった感じ。

まあ普通ならこのまま目立たず平穏に高校生活を送れたはず。

 

しかし一つだけ問題が。

それはクラス一の美少女白崎香織

なぜか彼女に気に入られているハジメは、それが理由でクラスメートから嫉妬されていたのです。

 

そりゃあ目立たないオタクがクラスのマドンナに世話を焼かれたら、彼女に恋心を抱いているクラスメートは面白くありません。

 

まあこれが原因でハジメは大変なことになるのですけどね。

 

 

異世界来ても平凡なハジメは平凡なままだった

 

いきなり異世界「トータス」へ召喚されてしまったハジメとクラスメートたち

そして元の世界戻れるかわからないと知り、人間族のために魔人族と戦うことに。

 

異世界から召喚された者はトータスの人間に比べて職業やステータスが高くなるのが一般的。

だからこそトータスの人間族はハジメたちを召喚したのです。

 

現にクラスメートの一人天之河光輝は職業「勇者」そしてステータスはオール100。

トータスの一般人のステータスが平均10なので、どれだけ凄いかよくわかります。

 

このパターンならハジメもきっと…。

はい、ハジメはこっちの世界でも平凡でした。

職業錬成師、ステータスはオール10

普通、ザ普通。

 

まあ、目立たない生徒が異世界でチート能力得られるなんて僥倖普通は起こらないということです。

 

 

みんなのピンチを救ったのに

 

異世界でも平凡。

ハジメと同じ立場となったらふて腐れてしまうかも。

しかしハジメはハジメなりに頑張りました。

まあ結果はついてきませんでしたが。

でもハジメなりに工夫して戦いに自分の力を応用できるようにします。

 

そんなハジメを夜遅く訪ねる香織。

そこでどうして香織がハジメに優しくするかその理由がわかります。

 

まあ、色恋沙汰にはまだまだ程遠いですけど、いい感じ。

でもハジメはこの後地獄を見ることに。

 

訓練の一環でオルクス大迷宮にやってきたハジメ達。

 

しかし一人の生徒のせいで大ピンチに。

ハジメは自分の錬成術で時間稼ぎを行い、後はクラスメートたちの魔法で決着をつけるだけ。

でも…。

 

 

絶望と生への執着がハジメを覚醒

 

気付いたら大迷宮の下層に落ちていたハジメ。

普通迷宮で下層に行けば行くほど強い魔物が多いはず。

そんなところにハジメが落ちたら。

まあそうなりますわ。

 

絶望と恐怖

その言葉しか当てはまりません。

そして強い魔物と遭遇し腕をもぎ取られるハジメ。

 

この辺は小説よりコミックスの方が恐怖感が伝わってきます。

絵だとグロいですからねえ。

 

普通ならこのまま死ぬはず。

でも奇跡的に魔物から逃れ、体を回復させる水を発見し九死に一生を得たハジメ。

ただこのままだと…。

 

仲間に裏切られた絶望、死の恐怖、これらが温厚なハジメを変えました。

というかここで変わらないとたぶんそのまま死んでいたでしょう。

 

生の執着が魔物を狩り、その魔物の肉を食らい、水を飲んで回復し、また魔物の狩る。

そのサイクルを繰り返すうちにハジメはどんどん強くなります。

本来は人間には猛毒であるはずの魔物の肉を食らうことで体も大きく変化。

そして性格も。

 

あとはなろう小説の定番、自分でチートな武器を作り、ハジメの腕を食いちぎった魔物に復讐終了。

 

これで帰れる。

と思ったら帰る道がない。

仕方がないので下の階層に向かうハジメ。

 

そしてハジメはある者が封印されている部屋へ。

そこに封印されていたのは…。

 

終わりに

第1巻はここで終了。

おいおい、メインヒロインが姿が見えたところで終わりですか。

 

一応言っておきますが、香織はメインヒロインではありません。

せいぜいサブのサブぐらいのヒロインですので。

 

メインヒロインさまの本格的な登場は2巻となります。

メインヒロインさまはどんなタイプが知りたい方は是非2巻を読んでください。